Ferrari 328 GTS マイスターチェック&オーナーご依頼ポイントチェック

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

今回、Ferrari 328 GTS メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。

只今、弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたFerrari 328 GTSを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

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Ferrari 328 GTS マイスターチェック&オーナーご依頼ポイント チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

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チェック開始です。

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リフトUP。

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ボデープロテクターの装着。

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328のパワーユニットは、3,2ℓ 90度 V8DOHC 32バルブ F105Cユニット。

圧縮比 9.8:1 最大出力 270PS/7,000rpm、最大トルク31.0kg·m/5,500rpmを発揮。

328のF105Cユニットは、前期 後期 また、仕様によって排気量の変更 圧縮比の変更 カムフィールの変更。

それに伴い最大出力の違いもあります。

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インジェクションも年代で3種類。

前期のインジェクションシステムは、ボッシュ製 Kジェトロ。

後期のインジェクションシステムは、ボッシュ製 KAジェトロ。

最後期には、ボッシュ製 KEジェトロのインジェクションシステムも存在します。

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K KA KE ジェトロ。

フラップが噴射量を制御するシステム。

全ての気筒に連続的に燃料噴射を行います。

システムに異常が無くてもセットアップで性能が大きく変わります。

機械的作動部分が多いので、経年劣化などでセッティングが変化するので、定期的な基本セットアップが性能を保ちます。

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K KA KE ジェトロは、経年劣化や長期放置による不具合の発生は少ないですが、要件によりエンジンの初期性能が発揮できなくなっている車輌が非常に多いです。

また、エレクトロニクス関連も全てチェック。

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ティーポF105C パワーユニットまた、 K KA KE ジェトロの構造や基本原理また、マレリ製マイクロプレックスを熟知したエンジニアが各項目、全て個別にチェックします。

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328では、2種類のフレームが存在します。

2種類のフレームの違いから、基本アライメント等、色々な違いがあります。

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鋼管チューブラー フレームのメインフレームの前後にサブフレームを接合させたモデル。

走行中の応力負担もフレームだけでなくボディパネルにも依存する設計。

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続いて、メカニカル関連のチェック。

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

328  各モデル毎の傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また、車輌の使用状況や、保管状態で車輌の状態が全く違う為、的確なチェックを行ないます。
 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの1部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけないと言うわけでは有りません。

的確なチェックで判断します。

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車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…..書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車輌として構築されています。

モデル毎の傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも有ります。

 

ただ、これまで、的確かつ確実なチェック&メンテナンスを受けてきたか?

また、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

更に、車輌の価値観を理解したエンジニアが携ってきたか?

過去の環境により、車輌のコンディションは大きく左右されます。

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汚れていたフロアはチェック前にクリーニングアップ。

クリーンな状態で、項目別に独自のチェックを行います。

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タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも3年 (3年で0kmの走行でも交換)

また3年経過しなくても、前回の交換から2万キロ走行した場合。

どちらかが先に達した時点で交換が必須。

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フロント、リヤーサスペンションシステムの状態。

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サスペンションシステムのフルブッシュ&ボールジョイントの画像。

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サスペンションシステムのブッシュ。

パーツ構造体として許容範囲を超えてしまうと、伝統の鋼管フレームに多大なダメージを与えてしまいます。

定期的なチェック&リペアで、2次的ダメージを防ぐ事が可能です。

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サスペンションブッシュは、路面の凹凸による衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割を果たしています。

衝撃からフレームや、ボデーを守る非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。

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サスペンションブッシュは定期交換パーツです。

使用年数や走行距離に関係なく、確実な測定やチェック,ドライバビリティーで良否を判断します。

ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。

しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れダブルウィッシュボーンのメリットが崩れデメリットばかりが大きくなります。

フェラーリ本来のシャープなハンドリングの楽しさが味わえない状態。

 

また、経年劣化等で使用許容範囲を超えパーツとしての機能性を失うと、ボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃でボデーまた、フレームのねじれや、結合部の破損など、車輌の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。

車輌にとって非常に重要な個所ですし、交換する事で、フレームを確実に守り、またドライバビリティも格段にアップします。

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エンジン冷却水系統。

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ラジエータからのエンジン冷却水リーク。

白くなっている箇所は、漏れ出したエンジン冷却水が熱で乾いた状態。

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冷却系統のホースが劣化し弾力性が無くなり膨張した状態。

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劣化しているウォータホースからのエンジン冷却水リーク。

代表的な素材の指定交換パーツです。

ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。

また、常に熱害にさらされ劣化が促進します。

これは、どのモデルにでも当てはまる事です。

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ウォーターポンプからのエンジン冷却水リーク。

ウォーターポンプは、エンジン冷却水を循環させるパーツ。

内側にはインペラーが付いています。

このインペラーでエンジン冷却水を循環させます。

エンジン冷却水の劣化や、濃度不良でもウォーターポンプ本体に、このような不具合を誘発させます。

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ラバーの劣化は色々な劣化の仕方があります。

この劣化の状態は弾力性が失われるタイプ。

ガスケット ラバー シール等々使用される素材は使用用途で素材を変え形成されます。

パーツの劣化は2004年からラインナップされたF430ですら発生している車輌も見受けられます。

年式を問わずどのモデルにも起こることです。

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エンジンを始動し冷却水系統の内圧が正常に上がった状態で、冷却水が漏れ出してくる現状。

早期の対応が必要です。

このままでは、走行中やアイドリング中に突発的なオーバーヒートを引き起こしパワーユニットに致命的な2次的ダメージを与えてしまいます。

早期の確実なリペアで致命的な2次的ダメージを防ぐ事が可能です。

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タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。

(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)

 

しかし状況により早期のリペアが必要な場合があります。

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漏れ出したオイルが周りの問題の無いパーツにまで付着。

早期の対応が必要です。

 

漏れ出したオイルが他のパーツなどに付着し全く問題の無いパーツまで攻撃し始めます。

分かりやすく言うと、輪ゴムにオイルを付けると、数日でゴムの弾力性が無くなり伸ばすと直に切れてしまいます。

これと同じ事が車輌に生じます。

また、個所によっては車輌火災につながるオイル漏れ。

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オイル漏れは、車輌火災につながる危険な部分。

ガソリンは引火性が強く、オイルは着火性が強い油脂です。

エキゾースト等エンジンルームには非常に高温になる箇所が多数存在します。

着火性の強いオイルの付着は発火を引き起こします。

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複数の箇所からオイル漏れ。

オイル漏れ発生個所の中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的なガスケットや、ラバー素材パーツ。

ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こります。

また特にエンジン関連パーツは、熱による弾性不良また、回転部分の磨耗(エンジンを長期間始動しないマシンは、形成変化を起こします。)などもオイル漏れを発生させてしまいます。

また、構成金属パーツ類では、金属を構成する個々の原子そのものが膨張して、格子間隔が大きくなりその為、弾性変形を生じパーツ接合面に歪が発生しオイル漏れを発生させている場合も多々見受けられます。

 

ピンポイントで確実なリペア方法を確定します。

次に、なぜオイル漏れが発生してしまったか?

漏れを引き起こしている主原因は?

これらの要因を特定します。

 

このプロセスが非常に重要です。

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画像上から2本目のエキゾーストマニホールドのロックボルト。

ナットが斜めに掛り放置された状態。

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数本は、ロックナットが全く無い状態。

スタッドボルトの根元に熱害での錆が起こっていない為、組み忘れられていたのか??

エキゾーストバルブから高温の排気が排出される直後の箇所。

車輌火災を誘発させるポイントでもあります。

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ガソリンの滲み。

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全てを細部までチェック。

セクション毎に復元メニューを組み立てます。

全体的な小手先のリペアでは、車輌は向上しません。

確実に次のステップへ踏み出せるメニューを組み立て、1セクション毎に確実にリペア&メンテナンスできるメニューを組み立てます。

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全てのチェックが終了したFerrari 328 GTS。

確実に現状の車輌の状態を把握し切らせて頂きました。

内容をまとめ、現状の車輌の状態を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きます。

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幾通りかのメニューの中から、お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ 328 リペア&メンテナンス開始の為、リフトセクションへと…

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ボデープロテクタの装着。

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リペア&メンテナンス開始です。

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リペア&メンテナンスに伴う油脂類の抜き取り。

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ドレンに金属粉が…

 

適切なスパンで油脂の交換が行われていなかったのか、328のパワーユニット、パワートレインに適切なオイルが注入されていなかったのか?

応力分散作用が不足していたのでしょうね。

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ドレンプラグクリーニングアップ後の画像。

クリーンな状態で組み込み。

ガスケット等の再使用はしません。

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リペア&メンテナンスの為、分解した一部の画像。

 

トラブルを引き起こしている主原因は?

これらの要因も特定済み。

今回の要因は、定期交換パーツの素材の劣化や、精度の低下。

光やオゾンによる酸化でラバーパーツの弾性が失われた事による亀裂や溶解また、構成パーツ素材の精度の低下。

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分解した再使用パーツは1点1点、独自の視点での項目をチェックします。

その判断の下、精度を取り戻すメンテナンスを行っていきます。

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メンテナンスまた、リフレッシュ後の画像です。

独自のチェックでのピックアップポイントを専用機器で加工修正。

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生産時の誤差 エンジンの熱害で精度が低下しているポイントをメンテナンス。

 

ユニット等は熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。

数年経過すると誤差も発生してきます。

誤差を確実に修正し基本精度を底上げ。

メンテナンス部分のロングライフ化を図ります。

随所に、この様な部分が存在します。

1つ1つのパーツ精度を限りなくアップデートさせ組み込みに備えます。

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フェラーリ専用SST(専用工具)を使用し、丁寧なリペア&メンテナンスを行います。

専用SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く分解組み立てが可能です。

また、分解&組み込み精度が飛躍的に向上します。

イタリア モデナに本拠を置くFerrari , Lamborghini のメンテナンスと、レーシングマシンのメンテナンス ディーラーである

ROSSO CORSA , SPA の指定を東洋で初めて受けています。

全てのSSTを完備し、最新のデータや情報で、車輌を確実にリペア&メンテナンスする事が出来ます。

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独自のクオリティーで、徹底した管理の下メンテナンスを行ったパーツを、パワーユニットへ組み込み。

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続いてエンジンマウント交換へと。

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現状の画像。

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マウントとしての役割を完全に消失してしまっている状態。

各マウントやブッシュ類は、使用用途や経年劣化で、使用許容範囲を超えてしまいます。

大切に手厚く保管されている車輌でも、常に車重やパワーユニット重量の負荷が掛かるポイント。

マウントやブッシュ等、使用許容範囲を超えた場合、ボデー全体に振動が伝わり不快であるばかりか、振動によって結合部やメインフレームにストレスを与え基本骨格でもあるフレームにダメージを与えるポイントです。

事前のチェック&リペアが大切です。

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車輌から取り外したエンジンマウント&関連パーツの画像。

 

分解と同時に独自の視点での項目をチェックします。

再使用パーツは通常そのまま組み込まれるのが一般的です。

ただ再使用するだけでは無く、全て徹底的にメンテナンス&リフレッシュをし再使用します。

分解パーツを1点1点リペアと同時に、精度が低下している部位を修正また、リフレッシュしていきます。

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マウントアップ画像。

画像右が、車輌に装着されていたマウント。

画像左がニューパーツ。

左右のパーツを比べると一目瞭然です。

装着されていたマウントがニューパーツより、約2.0cmヘタリ込んでマウントとしての役割を完全に消失してしまっている状態。

加重の掛かっていない取り外した状態で、これだけの違いがあります。

車重や、パワーユニット搭載状態では、マウントとしての役割は完全に消失し、基本骨格にダメージを与えてしまう状態。

パーツ構造体としての機能が、使用に耐えなくなる状態が発生し、マシンにダメージを与えてしまいます。

完全に劣化したエンジンマウントR/H L/H全て交換です。

 

交換が必要かどうかの判断は、1つ1つのパーツの基本計測&的確なチェックまた、テストランでのドライバビリティーで判断します。

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ニューパーツと関連パーツの画像。

リペア&メンテナンスと共にリフレッシュ終了の再使用パーツ。

構造体として100%の機能性を取り戻すと共に機能美まで再現。

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装着部分の現状の画像です。

組み込み前に装着部分の微調整また、周辺部位もクリーニングアップしていきます。

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装着側の微調整また、周辺部位のクリーニングアップ終了の画像。

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精度を出した装着部分また、クリーンな状態からマウントを組み込みます。

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生産ラインオフ時の装着誤差。

また、永年の使用で発生しているズレ。

組み込みは、基本位置へ修正し組み込みます。

この様なメンテナンスの積み重ねで、車輌の基本ベースを底上げします。

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続いて、基本締め付けトルクで確実にロックします。

締め過ぎてしまうと、各ボルト類に伸びが発生し、基本締め付けトルクでロック出来なくなります。

緩めでは、エンジンの振動でボルトが緩み出し、フレームや各部位にストレスを与え不具合を発生させてしまいます。

トルクレンチを使用し最終ロック。

 

 

オーナーが大切にされている車輌。

車輌への乗り降りからメンテナンスに至るまで、細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。

トルクレンチを握っているエンジニアの手。

手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。

爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすれば、オーナーは不安もいだかれる事でしょう。

私たちのサービスはそこから始まります。

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続いて、ウォーター系統のリペア&メンテナンスへと。

生産時のパーツ精度の誤差、また熱害での精度低下部分は、専用機器で修正します。

同時にクリーニングアップを行っていきます。

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劣化が進み、使用許容範囲を完全にオーバーしてしまっているウォーターホース。

 

ウォーターホースの接続部分には、劣化したラバーホース内を循環していたエンジン冷却水の垢が付着。

通常、ホース交換のみ行われて組み込まれる場合が多いビード部分。

この状態ではニューホースとの密着が悪く、確実なリペアとは言えません。

ケース側のメンテナンスも実施していきます。

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精度を取り戻したウォーターポンプと、ニューパーツの画像。

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パイプのビード部分クリーニング及び修正。

パイプの腐食防止やリペア部分のロングライフ化につながります。

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他の接合面も修正。

密着精度をアップ。

リペア&メンテナンス完了のウォーターポンプ。

機能性だけではなく、機能美まで取り戻します。

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ウォーターポンプ エンジン側接続部の状態。

 

ユニット等は熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。

数年経過すると誤差も発生してきます。

誤差を確実に修正し、基本精度を復元します。

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生産時の誤差、使用での精度低下している部分を項目毎に専用機器で加工修正。

確実に構造体としての精度を取り戻しました。

同時に周辺部位もスッキリ クリーニングアップ。

クリーンな状態からパーツ組み込みに備えます。

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続いてフロントセクション ウォーター系統のリペア&メンテナンスへと。

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フロントセクション分解された交換ホースの一部。

他のホース同様ラバーが劣化し、構造体としての使用許容範囲を超えています。

 

ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こります。

また特にパワーユニット関連パーツは、熱による弾性不良また、回転部分の磨耗(エンジンを長期間始動しない車輌は、形成変化を起こします。)なども漏れを発生させる原因です。

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ジョイント部やパイピング等々、使用許容範囲を十二分に兼ね備えているパーツは安易に交換する事無くメンテナンスし再使用します。

ただ再使用するだけではなく、全て徹底的にメンテナンス&リフレッシュをし再使用します。

メンテナンス&リフレッシュ開始です。

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画像左がニューパーツ。

画像右が劣化しきったパーツ。

 

オリジナルにこだわらない場合、純正より低価格でクオリティーが格段に高いパーツを吟味し取り入れます。

独自のアップデートパーツへと換装します。

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メンテナンス&リフレッシュ後のパイピング類。

個々の分解パーツを1つ1つクリーニングアップし、新車時のコンディションを復元。

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他のセクションのジョイント、パイピング類の分解した現状の画像です。

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再使用パーツは通常問題が無いので、そのまま組み込まれるのが一般的です。

私たちは単に組み替えだけに留まらず、再使用パーツ全て独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施し再使用します。

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&リフレッシュ後の画像。

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ビード部分も修正し、本来の機能を発揮出来るように…

メンテナンス&リフレッシュ終了のパイピングの一部。

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パーツ素材を熟知し、素材に一番適したクリーニングアップを行い生地の質感を取り戻します。

安易なペイント等で生地を覆い被せるようなことは一切行いません。

あくまでも素材自体を蘇らせます。

 

1つ1つにこだわり全ての工程を行います。

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生産時の誤差、使用での精度低下している部分を項目毎に専用機器で加工修正。

ニューパーツと共に、確実に構造体としての精度を取り戻した再使用パーツを組み込み。

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全体のクランプロック角度の均一性にもこだわり組み込みます。

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独自のクオリティーで徹底した管理の下、メンテナンスを行ったパーツをパワーユニットへ組み込み。

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続いて、エンジンスタートに向け最終チェックと共に油脂類の交換へと。

 

一言で油脂類と言っても、車輌は常に色々な油脂類で、潤滑や油圧の発生による作動が行われています。

エンジンオイル&オイルフィルター ミッションオイル F1マチックオイル ブレーキオイル クラッチオイル パワーステアリングオイル エンジン冷却水などなど…

FerrariやLamborghiniなどのスーパースポーツマシンは高速走行などが多い為、エンジンオイルだけでは無く、他の部位のオイルも頻繁に酷使されるので確実なスパンでの交換が必要です。

各油脂類は、色々と各社ラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有り、モデル毎また、使用する部位また、車輌の使用用途などを全て加味し、1番適切なオイルを、弊社では選択します。

メーカー指定純正オイルが1番無難と言えば無難なのですが、全てのモデルに1番適切なオイルかと言えば疑問です。

新車時のエンジンに注入されているオイルは、メーカー指定純正オイルでは無く、初期馴染みなどなどを考慮した、ファクトリー専用の非常に高額なオイルです(一般には流通しない特殊な高性能オイル)。決してメーカー指定純正オイルでは無いんです。

モデル毎にオイルに添加されている成分内容や粘度などなど…を変更しベストなオイルをチョイスし交換する事で、車輌をよりベストな状態へと導きます。

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オイルフィルターの交換。

エンジンオイルには、エンジン内部を清浄に保つ為に、オイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。

オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。

特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼし、エンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

オイルフィルターのろ過能力は、上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為、その性能はある一定のところで抑えられています。

その為オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。

また、オイルフィルターの能力が低下し目詰まりを起こした場合を想定して、バイパス機構を備えています。

フィルターが目詰まりしてエンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。

ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。

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また、交換時は的確なトルク管理の下での交換が必要です。

1つ1つのパーツや組込みには、全に裏付ける意味があるんです。

 

フィルターが取り外されたフランジ。

フランジ側のクリーニングアップを行います。

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フランジ内部 クリーニングアップ後の画像。

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クリーンな状態からフィルターを組み込みます。

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規定トルクでロック。

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ブレーキオイルの交換へ。

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ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換をお奨めします。

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かなり劣化が進んでいる現状のブレーキオイル。

大気中の水分を吸って、加水分解が飽和状態になっている現状。

劣化しきっているブレーキオイルを全量抜き取り。

 

内部のクリーニングアップを行い、新油の注入に備えます。

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クリーンな状態から専用機器で交換開始。

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フェラーリ 328の車輌スペックまた、使用用途に適したオイルで交換完了。

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同時に周辺部分もクリーニングアップ。

スッキリ。

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エンジン冷却水の交換と共に、ラジエータキャップもニューパーツに。

 

ラジエータキャップは加圧弁、負圧弁、水漏れ防止パッキンで構成されているパーツ。

加圧弁には、設定圧力まで開かないようなバネ定数を持ったバネが付いています。

冷却水の過熱と共に、膨張による圧力を一定まで逃がさず加圧圧力を保ち放熱効率を上げるのが、ラジエータキャップの一番大切な役割です。

また、冷却水路の圧力を正常化すると共に、空気の混入を防ぐラジエータキャップ。

加圧圧力が低下したラジエータキャップでは、エンジン冷却水の沸点温度が下がり、100℃近くで沸騰させオーバーヒートをまねきます。

100℃ではパワーユニットに大きなダメージを与えるようなオーバーヒートではありませんが、冷却水が吹き返して減少することによってオーバーヒートに発展し、パワーユニットに2次的ダメージを与えます。

小さなパーツですが非常に大きな役割を担っています。

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続いて、シャシ細部までクリーニングアップを行い、クリーンな状態からシャシ全体の最終チェックを行っていきます。

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フロントサスペンションシステム現状の画像。

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続いてサスペンションシステムのクリーニングアップへと。

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同じくリヤサスペンションシステム。

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中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

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フロント&リヤブレーキディスクの現状の状態。

ディスク面もメンテナンス&リフレッシュを行います。

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サスペンションシステム クリーニングアップ完了。

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クリーンな状態から、各部の調整また、トルクチェックを行い確実に基本締め付けトルクでロック。

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同じくリヤーサスペンションシステムの画像です。

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クリーニングアップ後のフェンダーライナーも、基本装着位置の見直しも図り組み込み。

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きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。

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フロント&リヤブレーキローターも同時にメンテナンス&リフレッシュ終了。

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ホイールとの接触面の錆も加工修正。

ホイールとの面接触圧力も本来の圧力へ…..

また、錆で変化していたアライメントも適正化します。

 

徹底的したメンテナンス&リフレッシュを行います。

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シャシ細部まで最終仕上げまた、最終チェックも完了。

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クリーニングアップ済みのアンダーカウルを、基本装着位置の見直しも図り組み込み。

リペア&メンテナンス同様に、隠れた箇所ほど重要視します。

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続いてホイールのクリーニングアップ&メンテナンスへと。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

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ホイール側、ハブとの接触面にも錆が発生しています。

ブレーキローター同様、加工修正し精度を出します。

また、錆の侵食からもホイールを守るメンテナンス。

 

4輪全てクリーニングアップ メンテナンス開始です。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

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4輪全てホイール表裏共に、本来の発色を取り戻しました。

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ホイールの錆も加工修正。

ハブとの面接触圧力も、本来の圧力へ戻すと共にホイールを錆から守ります。

 

メンテナンス終了のホイール。

組み込みに備えます。

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続いて、パワーユニットのリペアメンテナンス後の最終チェック。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

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Tipo F105C 最終チェックも終了。

最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。

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隅々まで独自のクオリティーでスッキリ。

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私たちのごく通常のリペア&メンテナンスetc.の流れです。

 

精度を取り戻すメンテナンス。

随所に施すクリーニングアップなど、追加作業と思われがちですが、追加費用は頂きません。

これは、私たちのクラフトマンシップの一貫であり、車輌をより良いコンディションに仕上げる為のメンテナンスだからです。

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エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。

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パワーユニット エアーアウトレットフィンも隅々まで。

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全てのリペア&メンテナンス終了のフェラーリ 328GTS。
 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

詳細な写真 299枚 (CD-R 2枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので車輌と一緒にお持ちします。

今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

お問い合わせ

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