フェラーリ 512TR マイスターチェック

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

今回、フェラーリ 512TR メンテナンスご依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 512TRを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。

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フェラーリ 512 TR チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

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チェック開始です。

 

Ferrari 純正 車両診断テスター SD2を、フェラーリ 512TR コントロールユニットに接続。

車両側、ECUと交信開始です。

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Errorコードのみのチェックではなく、各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD2で出来うる全てのエレクトロニクス関連をチェック。

データを下に、現状の車両の状態を詳細に解析します。

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ただ、Ferrari 純正 車両診断テスター SD2が車両全てを網羅している訳ではありません。

SD2でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。

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ボデープロテクターの装着。

 

Ferrari 純正 車両診断テスターSD2で取得した各部のデータ。

現状のフェラーリ 512TR 車両全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルの作動また、セット状況。

各部のデータを取得。

最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。

 

現状の電子制御部位データを全て詳細に把握、解析します。

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私たちは、SD2で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。

データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、エンジンアナライザー等、専用機器を使用し単体点検を実施していきます。

 

更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。

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エレクトロニクス関連ポイント。

大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。

 

1 入力: 電子的・機械的なセンサー(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。

2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。

3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号を車輌システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。

 

この3項目から更に分別し、独自の項目別にチェックします。

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Tipo F113のメカニカルチェック。

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フェラーリ 512TRのパワーユニットは、テスタロッサの180度V型12気筒DOHCを受け継いでいますが、圧縮比は9.2から10.0に。

最高出力は、テスタロッサより35psアップの425ps/6750rpm、最大トルクは0.1kgmアップの50.1kgm/5500rpmを発揮するTipoF113型パワーユニット。

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エンジンマネージメントシステムは、ボッシュ製のK/KEジェトロニックから、モトロニックM2.7へとバージョンアップ。

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Tipo F113パワーユニットのメカニカルまた、モトロニック M2.7の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

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フェラーリ 512TR 車両全体の詳細なチェックを行います。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

フェラーリ 512TRの傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車両より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

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フェラーリ 512TR メカニカルチェック。

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車両はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車両として構築されています。

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車両毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも有ります。

 

これまで車両がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法で整備&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所の修理だけではなく、車両のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

 

車両のコンディションは千差万別です。

1から独自の思想、理念また目線で、的確なチェックを行います。

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エンジンの異常をドライバーにいち早く知らせるエンジン警告灯。

表示するメーター内部の球が取外され、エンジンに異常があっても点灯しない状態。

 

最近このような事がなされている車両を多々見受けます。

この状態では、エンジンに異常が発生してもドライバーが認識できずに、不具合箇所が拡散してしまう場合があります。

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ガソリン漏れ。

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ガソリンは引火性が強く、オイルは着火性が強い油脂です。

ガソリンは気化しユニットに付随している各パーツ内臓スイッチのON/OFFまた、プラグコードの一瞬のリークだけでも発火します。

 

早期の対応が必須です。

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オイル漏れ。

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通常目にする事の無い部分に不具合が発生している場合が多いのは事実です。

オーナーが分からないうちに不具合が進行し、悪影響を及ぼしてしまっている場合が多々あります。

 

定期的なチェックでトラブルポイントを早期に発見し、確実な修理を行うことで多大なダメージを回避することが重要です。

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漏れ出したオイルが、エキゾーストマニホールドにも付着。

 

ガソリンは引火性が強く、オイルは着火性が強い油脂です。

オイル漏れやグリス漏れはエキゾーストマニホールド等、高温な箇所に付着すると発火。

車輌火災に至り人命に関わる非常に危険なポイント。

 

早期の対応が必須です。

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R/H L/H ドライブシャフトの状態。

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弾性が失われ破損しているドライブシャフトブーツ。

 

正常なドライブシャフトブーツ内は、CVジョイントを潤滑するグリスで満たされています。

破損すると、内部の潤滑グリスが回転力で飛散し、CVジョイントを潤滑出来なくなり、ベアリングにダメージを与えAssy交換を余儀なくされる部分。

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破れたドライブシャフトブーツにシール剤がタップリ塗りこまれています。

一時しのぎにもならない処置。

 

メンテナンスをする側が確実な車両のコンディションをオーナー伝えず安価に抑えるために行ったのでしょうか…

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フロント / リヤのサスペンションシステム。

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サスペンションブッシュ各部のアップ画像。

 

外部からの要因また、対応年数の超過で完全に劣化し切っているサスペンションブッシュ。

サスペンションブッシュとしての役割を完全に消失してしまっている状態です。

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車両の基本骨格でもあるフレームに多大なダメージを与える部分の1つ。

サスペンションブッシュ。

 

パーツ構造体として機能が使用に耐えられなくなる状態が発生し、車両にダメージを与えてしまいます。

サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。

衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。

 

また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。

しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。

経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうとボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまたフレームのねじれや結合部の破損など、車両の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。

 

見逃されがちなサスペンションブッシュ。

車両にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。

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ブレーキクーリングダクトの切損。

見えない箇所には色々な不具合が発生していますね。

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制御系統のシステムチェック。

エアコンシステムに異常が見受けられます。

 

エアコンガス漏れが発生しています。

クーラーガスが足らないとガスのみ補充される場合をよく見受けます。

安易にエアコンガスを注入するのは、エアコン系統に多大な2次的ダメージを与えます。

これは人災です。

 

エアコンの構造上ガス漏れは、コンプレッサー潤滑用のオイルと同時に大気開放します。

エアコンガスを補充する事で、更にオイルが無くなる方向へと促進されます。

根本の主原因のガス漏れが直っていない訳ですから…

ついにはコンプレッサーの焼き付を引き起こします。

そこまでに至ると、焼き付いたコンプレッサー内部構成パーツの破片がエアコンライン内に飛散し、多大なダメージを引き起こします。

なので、エアコンガス圧が低下しエアコンが効かない場合、安易な補充は避けるべきです。

 

ガス漏れが発生している不具合ポイントを、確実に見極めリペアすることが必要です。

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エアコンの1番の大敵は湿気です。

ガス漏れが発生しているということは大まかに言うと、漏れ出す穴が開いているという事。

その穴から湿気の混ざった大気がエアコンラインの中に混入します。

夏 冬また、エアコンを使用する しないに関わらず、放っておくとエアコンラインの中に大気(同時に湿気も混入します。)がエアコンガスの変わりに入り込みます。

 

他車両の画像ですが、このような状態に…

大気の湿気だけで十分エアコンライン全体の内部にアルミ特有の錆が発生します。

錆が発生するとパイプの強度が低下。

1つの不具合が全体のパーツに悪影響を及ぼします。

その場合、穴の開いているポイントを的確にリペアしても、強度不足に至ってしまった他のエアコンパーツからガス漏れが発生するといういたちごっこになってしまいます。

 

それだけは避けたいものです。

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最低でも1年に1度の的確な定期点検で、各部のコンディションのチェックを行う事が大切ですね。

そうする事で車両の状態を把握でき、コンディションを整える事が可能です。

 

非常に重要なことですね。

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車両全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車両を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。

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全てのチェックが終了した フェラーリ 512TR。

 

確実に現状の車両の状態を把握し切らせて頂きました。

現状の車両の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。

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幾通りかのメニューの中から、お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ 512TR  整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

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リフトUP。

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ボデープロテクターの装着。

整備&メンテナンス開始です。

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油脂類の交換。

 

一言で油脂類と言っても、車両は色々な油脂で潤滑や油圧の発生による作動が常に行われています。

エンジンオイル・ミッションオイル・F1マチックオイル・ブレーキオイル・クラッチオイル・パワーステアリングオイル・エンジン冷却水など。

代表的なエンジンオイルだけでは無く他のオイルも使用期間また、使用許容限度での交換が必要です。

 

オイルメーカー各社、色々なオイルのラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有ります。

私たちは、車両のモデル・使用する部位・車両の使用用途など考慮し、厳選した油脂を選択し使用します。

 

メーカー指定純正オイルが1番無難と言えば無難ですが、全てのモデルに1番適切なオイルかと言えば疑問です。

生産ラインで使用されるオイルは、メーカー指定純正オイルでは無く、初期馴染みなどなどを考慮した、一般には流通しない特殊な高性能オイルです。

決してメーカー指定純正オイルでは無いんです。

 

私たちは、添加されている成分内容や粘度など、車両のモデル・使用する部位に適した厳選したオイルを使用します。

これにより、より一層車両をベストなコンディションへと導きます。

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エンジンオイルの交換。

 

オイルの劣化度は、目で見る 触るなど簡単な方法で判断しにくいものです。

真っ黒になったオイルや、異臭 変色している物は別ですが…

 

通常、使用期間や走行距離で判断します。

各オイル類には全て食品と同じ様に賞味期限が有ります。

賞味期限切れでは本来の性能を発揮できず車輌を痛めてしまいます。

劣化の発生は、外気による酸化、メカニカル圧力によるオイル分子のせんだん、熱、ブローバイガス内のフューエルの混入で劣化していくのが一般的です。

 

エンジンオイルは、ベースオイルで色々と分類されます。

鉱物油

部分合成油

化学合成油

PAO

エステル

植物油

規格で分けると…

API規格

ILSAC規格

SAE規格

ACEA規格

JASO規格

粘度による分類では…

SAE粘度

HTHS粘度

エンジンオイルでは、潤滑 冷却 防錆 応力分散 密閉作用 洗浄作用の6つの作用が求められます。

 

使用するオイルは、私たちが厳選したフェラーリ 512TRのエンジンに推奨するエンジンオイルを使用します。

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ドレンボルトをスッキリ クリーニングアップ。

一度締め付けたガスケットの再使用は行いません。

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オイルフィルターの交換。

 

エンジンオイルにはエンジン内部を清浄に保つ為にオイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。

オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。

特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼしてエンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

オイルフィルターのろ過能力は上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為にその性能はある一定のところで抑えられています。

その為オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。

また、オイルフィルターの能力が低下し目詰まりを起こした場合を想定してバイパス機構を備えています。

フィルターが目詰まりしてエンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。

ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。

 

1つ1つのパーツや組込みには全に裏付ける意味があるんです。

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交換と同時に周辺部分をクリーニングアップ。

クリーンな状態に仕上げます。

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エンジン冷却水の交換。

使用するエンジン冷却水は、私たちが厳選したフェラーリ 512TRに推奨するエンジン冷却水を使用します。

 

エンジン冷却水は、エンジンオイルと同様、重要な役割を果たす液体です。

主成分はエチレングリコールという化合物と水で構成されています。

高温なエンジンを常に冷却する役割を果たしています。

また、ラジエーターやエンジンブロックで使用される構成パーツに錆が発生しない様にする役目や、消泡性能などなど…もかね合わせています。

エンジン稼動時には、常に高温にさらされる為、エンジン冷却水も劣化します。

エンジン冷却水には、さまざまな化合物が含まれています。

 

エンジンオイル同様に長期使用せず、1年に1回酷使されたエンジン冷却水を交換することにより、本来の性能を発揮させ、エンジンを守ります。

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ドレンプラグをスッキリ クリーニングアップ。

1度締め付けられたOリングの再使用はしません。

 

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

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ブレーキオイルの交換。

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ブレーキオイルの交換時期を超過し劣化しているブレーキオイル。

リザーバタンク内部底に、大気中の水分を吸って加水した浮遊物が貯まっています。

この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。

 

ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行います。

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リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップ。

クリーンな状態からブレーキオイルを交換していきます。

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ブレーキオイルを専用機器で交換。

ブレーキオイルに至っても、私たちが厳選したフェラーリ 512TRのブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。

 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換が必須。

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各部のオイル交換と同時に周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。

私たちが行うごく通常のオイル交換工程です。

 

機能性と美しさを両立させるメンテナンスを行います。

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ガソリン漏れの整備工程へと。

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漏れ出しているガソリン。

 

ガソリンは引火性が非常に強い油脂です。

漏れ出したガソリンが気化し、スイッチのON/OFFやプラグコードの一瞬のリークだけでも発火します。

 

的確な定期チェックでトラブルポイントを早期に発見し、確実な修理を行うことで多大なダメージを回避することが重要です。

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フューエルタンクの整備を行っていきます。

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フューエルタンクの分解・整備後の画像です。

 

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

同時に周辺部分もクリーニングアップ。

 

通常見えない隠れた箇所もスッキリ クリーンに仕上げます。

気持ちよいものですね。

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整備に伴い分解したアンダーカウルパーツ。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、分解したパーツを1点1点メンテナンスを行い組み込みます。

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メンテナンス&クリーニングアップを行います。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のカウルの画像です。

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通常見えない分解パーツも、細部までこだわったクリーニングアップを実施。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

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クリーニングアップ済みのカウルをシャシーに組み込み。
 

基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

全てのチリ合わせや、左右の均一性、ボルトロック状態の位置にもこだわり組み込み。

 

私たちが行う作業工程は、整備箇所は勿論の事、分解パーツを1つ1つ丹念に仕上げます。

機能性と美しさを両立させるメンテナンスを行います。

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ドライブシャフトのフルオーバーホール工程へと。

現状の画像です。

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弾性が失われ破損している状態。

 

正常なドライブシャフトブーツ内は、CVジョイントを潤滑するグリスで満たされています。

破損すると、内部の潤滑グリスが回転力で飛散し、CVジョイントを潤滑出来なくなり、ベアリングにダメージを与えAssy交換を余儀なくされる部分。

 

ドライブシャフトは、エンジンの動力を車輪に伝えるために用いられる回転軸です。

エンジンで生まれた動力はギアBOXへ伝わり、ギアBOXと車輪を連結し、動力を伝える役目をしているのがドライブシャフト。

動力を伝えるシャフト部分は3つに分類する事が出来、ドライブシャフト、アウターCVジョイント、インナーCVジョイントから構成されているパーツです。

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ドライブシャフトのフルオーバーホールを行っていきます。

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画像左が弾性が失われ破損しているドライブシャフトブーツ。

画像右がニューパーツ。

 

左右で比較すると一目瞭然。

熱害で弾性が失われ膨張し破損しているブーツ。

この状態で使用し続けるとドライブシャフトのCVジョイントが破損し高額なドライブシャフト アッセンブリーの交換を余儀なくされます。

 

定期的な確実なチェックで各部のコンディションを整える事が大切ですね。

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フルオーバーホール後のドライブシャフトの画像です。

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ドライブシャフト両端のCVジョイントを分解。

CVジョイントを綿密にオーバーホールし、リアルでスムーズな動きを回復。

 

機能性また美しさまで新品同様に仕上げます。

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サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

同時に締め付けトルクのチェックを行います。

 

フロントサスペンションシステム現状の画像です。

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また同時に、分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々までクリーニングアップします。

 

中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

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同じくリヤセクション現状の画像です。

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クリーニングアップ開始です。

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クリーニングアップ後の画像です。

クリーンな状態から各部のトルクチェックを実施。

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きめ細やかなクリーニングアップを随所に施します。

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同じくクリーニングアップ後の、リヤサスペンションシステムの画像です。

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今回、サスペンションシステム系統の整備は行っていません。

 

使用許容範囲を超過しているサスペンションブッシュでは、セットアップを行っても車両に反映されないばかりか、逆に悪影響を及ぼすからです。

今回はクリーニングアップ&トルクチェックのみの実施。

 

次回整備を行う最重要箇所です。

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整備に伴い分解したフェンダーライナー内部の画像です。

 

隠れた箇所には汚れが蓄積しています。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちは、分解したパーツのみならず、分解時のみ可能な隠れた箇所のクリーニングアップを行います。

 

クリーニングアップ開始です。

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クリーニングアップ後の画像。

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細部まで徹底したクリーニングアップを実施。

クリーンな状態からパーツを組み込んでいきます。

 

見えない箇所にも、チョットひと手間を惜しまず手を加えます。

気持ちよいものですね。

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整備に伴い脱着したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

クリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

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プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつです。

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私たちの整備工程は、整備に伴い脱着したパーツ1つ1つを独自のクオリティーで仕上げます。

機能性、また美しさを徹底して追求するメンテナンスを行います。

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整備に伴い分解したフェンダー内部のプロテクター。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、分解したパーツを1点1点メンテナンスを行い組み込みます。

 

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のプロテクターの画像です。

 

通常見えない分解パーツも、細部までこだわったクリーニングアップを実施。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

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フェラーリ 512TR 車両底、フロア部分シャシー現状の画像。

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細部までクリーニングアップを行っていきます。

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クリーニングアップ後の車両底、フロア部分シャシーの画像です。

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クリーンな状態から各部のセットアップも行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。

運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

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クリーニングアップ済みのプロテクターを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込み。

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基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

全てのチリ合わせや、左右の均一性、ボルトロック状態の位置にもこだわり組み込み。

 

私たちは、妥協しない徹底した整備また、メンテナンスを行います。

 

これら一連のクリーニングアップやメンテナンス、またセットアップ工程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つでもあります。

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全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ 512TR。

最終チェック&セットアップを行っていきます。

 

Ferrari 純正テスターSD2で、パワーユニットの整備&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。

まず、以前の車両セットをセットダウン。

続いて整備&メンテナンス後の車両に合わせセットアップします。

 

この工程が仕上がりを大きく左右します。

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最終セットアップ。

 

Ferrari 純正車両診断テスター SD2で、Tipo F113の基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。

独自の味付けを行い、フェラーリ 512TRのポテンシャルを余す事無く引き出します。

メカニカル面も、的確な最終チェックまた、独自の味付けを行います。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

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独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のフェラーリ 512TRのエンジン&エンジンルーム。

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分解時、各パーツを単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を回復。

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各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

これら全てのメンテナンスや精度の追求、またクリーニングアップやセットアップ工程は、ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでも有ります。

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エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

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全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ 512TR。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 248枚 (DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。

今回、メンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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コックピットに乗り込み、エンジンをかける。

ステアリングを握り、アクセルを踏む。

自分とクルマがひとつになり、自由になっていく。

クルマとは本来、自分を解放するものであり、自己表現であり、生き方そのものだと思う。

人生とクルマの本当の楽しみ方を知る大人のために…

 

私たちはすべての要素を高次元で考えます。

今後も、車両全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車両を向上させて頂ければと思います。

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