株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリF430 車検整備 エンジン調整・クラッチ調整 整備

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

s-DSC06039

ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

いつもフェラーリ F430 メンテナンス御依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ F430を積んでファクトリーに戻って参りました。

只今より、ご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので、宜しくお願い致します。

s-DSC06063

フェラーリ F430 チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

s-DSC06135

チェック開始です。

 

まず、第1段階。

Ferrari純正車両診断テスター SD3を、フェラーリ F430 車輌コントロールユニットに接続。

ECUと交信開始です。

Errorコードのみのチェックではなく、Ferrari純正車両診断テスター SD3で、車輌全体のエレクトロニクス関連の状態や、調整の状態を詳細に把握します。

各部の作動状況や出力波形に至るまで、コンピューター上で出来うる全てのエレクトロニクス関連のチェックを行い、現状の車両の状態を把握します。

s-DSC06133

各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD3で出来うる全てのエレクトロニクス関連のチェック。

現状の車両の状態を把握します。

 

ただ、コントロールメインユニットが車輌全てを網羅している訳ではありません。

SD3でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。

s-DSC06344

ボデープロテクターの装着。
 

Ferrari純正 車両診断テスターSD3で取得した各部のデータ。

現状のF430 車輌全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルの作動また、セット状況。

各部のデータを取得。

最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。

 

現状の電子制御部位データを全て詳細に把握します。

s-DSC06346

続いて、SD3で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。

データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、専用機器を使用し単体点検を実施。

 

更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。

s-DSC06347

F360後継モデルのF430。

 

心臓部は、4.3L V8気筒32バルブ。

F355~360に採用されていた1気筒5バルブ F131Bの改良版ではなく、マセラティ用にフェラーリのエンジン開発部門が作った4.2Lを大きく改良したユニット。

4バルブをベースに排気量を4308ccに拡大したTipoF136E型。

s-DSC06348

最高出力はエンツォのために開発された可変式バルブタイミングシステムの採用また、圧縮比を 11.3までに引き上げられ490PSを発揮。

s-DSC06350

エンジンマネージメントシステム ボッシュ製モトロニックをME7までバージョンアップ。

TipoF136E型 モトロニックME7の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

s-DSC06179

s-DSC06166

近年の車輌は、エアロダイナミクスが非常に進んでいます。

 

たとえば、車輌下部のアンダーカウル。

ベンチュリートンネルにダウンフォースの多くを獲得するグランドエフェクト・カーとして設計され、エアロダイナミクスをさらに追求。

ベルヌーイの定理により、ベンチュリーの流速が速くなり空気圧が大きく下がり、下向きの揚力を発生させるダウンフォースを作り出します。

s-DSC06183

車輌下部全面にアンダーカウルが装備されています。

ダウンフォースを得る反面、オイル漏れ等発生しても中々オーナーには判りづらい部分です。

s-DSC06217

続いて、独自の項目毎 車輌チェック。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

F430 各モデル毎の傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車輌のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも、必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

s-DSC06213

s-DSC06219

車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ、1台の車輌として構築されています。

s-DSC06223

s-DSC06415

車輌毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。

 

車輌の使用状況や用途、保管状態で車輌のコンディションは千差万別です。

また、これまで車輌がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所のリペアだけではなく、車輌のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

 

色々な状況でリペア、メンテナンスポイントが違ってきます。

状況によって、パーツ寿命が長くもなりまた短くもなります。

 

全て、1から独自の思想また目線で、的確なチェックを行います。

s-DSC06259

s-DSC06295

サイドプロテクターロックボルトが錆で侵食されています。

錆は、腐食生成物です。

錆に侵食されたパーツは、表面から脱落して行くことで構造体として強度低下します。

 

一度発生した錆は、加速度的に侵攻します。

また、他のパーツへの侵食も始まります。

s-DSC06219

s-DSC06224

F430のサスペンションシステムは、フロント / リヤ共に、ダブルウィッシュボーン。

s-DSC06221

個々のサスペンションシステムの構造体には全く問題が無く、非常に良いコンディションです。

s-DSC06362

パワーユニットからのオイルの滲み。

今回はクリーニングアップを行い今後の進捗状況を見極めていきます。

s-DSC06413

車輌全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車輌を向上させる為のより良きメンテナンスメニューを組み立てます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

全てのチェックが終了したフェラーリ F430。

 

確実に現状の車輌の状態を把握し切らせて頂きました。

現状の車輌の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

s-DSC06951

リペア&メンテナンス開始です。

s-DSC06947

s-DSC06949

ボデープロテクターの装着。

s-DSC06950

油脂類の交換。

 

一言で油脂類と言っても、車輌は色々な油脂類で、潤滑や油圧の発生による作動が常に行われています。

エンジンオイル&オイルフィルター ミッションオイル F1マチックオイル ブレーキオイル クラッチオイル パワーステアリングオイル エンジン冷却水などなど…

 

FerrariやLamborghiniなどのスーパースポーツは、高速走行などが多い為、エンジンオイルだけでは無く、他の部位のオイルも頻繁に酷使されるので確実なスパンでの交換が必要です。

 

各油脂類は、色々と各社ラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有り、モデル毎また、使用する部位また、車輌の使用用途などを全て加味し、1番ベストなオイルを弊社では選択します。

メーカー指定純正オイルが1番無難と言えば無難なのですが、全てのモデルに1番適切なオイルかと言えば疑問です。

新車時のエンジンに注入されているオイルは、メーカー指定純正オイルでは無く、初期馴染みなどなどを考慮した、ファクトリー専用の非常に高額なオイルです(一般には流通しない特殊な高性能オイル)。決してメーカー指定純正オイルでは無いんです。

s-DSC06821

エンジン冷却水の交換。

 

エンジン冷却水は、エンジンオイルと同様、重要な役割を果たす液体です。

主成分はエチレングリコールという化合物と水で構成されています。

高温なエンジンを常に冷却する役割を果たしています。

また、ラジエーターやエンジンブロックで使用される構成パーツに錆が発生しない様にする役目や、消泡性能などなど…もかね合わせています。

エンジン稼動時には、常に高温にさらされる為、エンジン冷却水も劣化します。

エンジン冷却水には、さまざまな化合物が含まれています。

 

エンジンオイル同様に長期使用せず、1年に1回酷使されたエンジン冷却水を交換することにより、本来の性能を発揮させ、エンジンを守ります。

s-DSC06843

1度締め付けられたガスケットの再使用はしません。

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06845

エンジンオイル&フィルターの交換。

オイルの劣化度は、目で見る 触るなど簡単な方法で判断しにくいものです。

真っ黒になったオイルや、異臭 変色している物は別ですが…..

 

通常、使用期間や走行距離で判断します。

各オイル類には全て食品と同じ様に賞味期限が有ります。

賞味期限切れでは本来の性能を発揮できず車輌を痛めてしまいます。

劣化の発生は、外気による酸化、メカニカル圧力によるオイル分子のせんだん、熱、ブローバイガス内のフューエルの混入で劣化していくのが一般的です。

 

エンジンオイルは、ベースオイルで色々と分類されます。

鉱物油

部分合成油

化学合成油

PAO

エステル

植物油

規格で分けると…

API規格

ILSAC規格

SAE規格

ACEA規格

JASO規格

粘度による分類では…

SAE粘度

HTHS粘度

エンジンオイルでは、潤滑 冷却 防錆 応力分散 密閉作用 洗浄作用の6つの作用が求められます。

色々と各社ラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有ります。

 

モデル毎また、使用する部位また、車輌の使用用途などを全て加味し、1番ベストなオイルを選択します。

s-DSC06851

ドレンボルトをクリーニングアップ。

1度締め付けられたガスケットの再使用はしません。

 

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06881

オイルエレメントの交換。

まず、周辺部分のクリーニングアップを行い、塵や埃の混入を防ぎます。

 

エンジンオイルには、エンジン内部を清浄に保つ為に、オイル中の汚れやゴミを取り込むオイルフィルターがありますね。

オイルフィルターがあると、エンジンオイルがそこを通過することにより、オイル内に取り込まれていた金属粉やスラッジ(ホコリや燃焼カスなどの不純物)が濾し取られます。

特に金属粉は、放置すると研磨剤と同様の効果をエンジン内に及ぼして、エンジン損傷の原因になる為、その除去は重要です。

オイルフィルターのろ過能力は、上げ過ぎると油圧上昇や目詰まりなどの不具合を引き起こす可能性がある為に、その性能はある一定のところで抑えられています。

その為、オイルフィルターですべての金属粉やスラッジ等が除去できる訳ではないんです。

また、オイルフィルターの能力が低下し、目詰まりを起こした場合を想定して、バイパス機構を備えています。

フィルターが目詰まりして、エンジン内各所にオイルが供給できなくなると、エンジンが焼き付く原因となるからです。

 

ただしこの機構はあくまで非常用であり、的確なスパンでの交換が必要です。

また、交換時は的確なトルク管理の下での交換が必要です。

s-DSC06889

まず、フランジ内部のクリーニングアップを行います。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06894

フランジ内部もスッキリ クリーンな状態に。

s-DSC06967

クリーンな状態からオイルエレメントを、基本締め付けトルクで確実にロック。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06869

ミッションオイル交換へと。

 

エンジンオイルの交換はオーナーが1番気にし交換されますが、ミッションオイルも忘れてはいけない油脂類の1つ。

ギヤの焼き付きを避け、またシフトフィーリングまでよくなるミッションオイル。

シフト操作をするとミッション内部で、大きなギヤが噛み合ったり外れたりしますよね。

ギヤオイルには、潤滑 冷却 防錆 応力分散の4つの作用が求められます。

エンジンオイルでは、これに加えて密閉作用や洗浄作用が要求されますが、ギヤオイルの場合、この効果はほとんど必要が無いでしょう。

それよりも重視されるのが応力分散作用ですね。 この作用がしっかりと発揮できるミッションオイルを使用しないと、ギヤの焼き付きなどのダメージに繋がったり、シフトフィールの悪化に直結します。

 

車輌の特性やモデルまた、使用用途に応じて、オイル成分や粘度などなど……ベストなオイルを選択し交換します。

s-DSC06872

ミッションオイルドレンの現状の画像です。

 

適切なスパンで交換が行なわれていなかったか?

フェラーリ F430のポテンシャルに対応不足のオイルが注入されていたか?

ドレンにミッション内部の金属粉が…

応力分散作用が不足していたのでしょうね。

ミッションも破損すると非常に高額なリペアになるので、交換スパンはキッチリと…

 

注入時は、添加されている成分内容や粘度などなど…

全てを吟味し、F430のパワートレインにベストな油脂を注入します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06875

クリーニングアップ後のドレンプラグの画像です。

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07079

ブレーキオイルの交換へと。

クリーニングアップ後のリザーバタンク。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07103

クリーンな状態からリザーバキャップを空け、内部への汚れや埃の混入をシャットアウトします。

 

リザーバタンク内部もクリーニングアップ。

全ての下準備を整えます。

s-DSC07100

クリーンな状態から専用機器で交換。

ブレーキオイルは、F430のパフォーマンスに十二分な対応ができるスペックのオイルをチョイスし交換します。

 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

s-DSC07137

ブレーキオイル交換と同時に、周辺部分もクリーニングアップ。

私たちが行うごく通常のブレーキオイル交換工程です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07109

パワーステアリングオイルの交換。

 

パワーステアリングは、エンジンの出力を利用してポンプを作動させることで高圧な油圧を発生させ、その力でステアリング回転力を軽減する部位。

ラック&ピニオン式とボールネジ式に大別されます。

また、スピードを感知することによりアシスト力を制御するパワーステアリングも有ります。

430は、油圧式。

油圧式を採用する利点に、自然なステアリングフィーリングが得られると共に、ドライビングプレジャーを追求出来ます。

 

パワーステアリングオイルの劣化が進んだ場合には、パワーロスによる操作性悪化やポンプからのオイル漏れが発生するなど、2次的不具合を誘発させます。 的確な交換距離及び年数での交換が必要です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07119

F1マチックオイルの交換。

 

F1マチックオイルの交換も見逃されがちです。

FerrariのF1マチックオイル交換は、Ferrari純正車両診断テスターで通信しながらの交換。

Lamborghini のeギヤーオイル同様、純正テスターを使用せず無理に交換すると、F1マチックポンプや、各ソレノイド機構に負担が掛かり破損します。

破損してしまうと非常に高額なパーツ。

Ferrari純正車両診断テスターでのメンテナンスが必要です。

 

F1 マチックオイルも車輌にベストなスペックのオイルで…

 

全ての油脂類には、使用期限また、使用許容範囲、賞味期限が設定されています。

使用期限また、使用許容範囲、賞味期限切れでは本来の性能を発揮できず車輌を痛めてしまいます。

油脂の管理は非常に大切なポイントです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06295

錆に侵食されているサイドプロテクターロック。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07221

サイドプロテクターロック ニューパーツ。

他のパーツへ与えるダメージを未然に防ぎます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06351

サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップ。

 

定期的な、足回り&車輌全体のトルク管理が必要です。

各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。

s-DSC06352

s-DSC06354

また同時に、分解時にしか出来ない、フェンダー内部の隅々までクリーンニグアップします。

 

中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

s-DSC06355

同じくリヤセクション。

s-DSC06356

s-DSC06358

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07284

クリーニングアップ&メンテナンス後のサスペンションシステム。

 

ダストや砂などをクリーニングアップする事により、各機能がよりリニアになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。

s-DSC07285

s-DSC07287

クリーンな状態から、サスペンションシステム ステアリングシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。

s-DSC07288

同じくリヤサスペンションシステム。

s-DSC07289

s-DSC07291

s-DSC07292

s-DSC07293

きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07167

ホイールのクリーニングアップ&メンテナンスへと。

s-DSC07168

ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

s-DSC07169

4輪全てクリーニングアップ&メンテナンス開始です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07218

ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

4輪全て表裏共に、本来の発色を取り戻しました。

s-DSC07219

プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつ。

s-DSC07220

メンテナンス終了のホイール。

組み込みに備えます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC06214

カウル類のメンテナンス&クリーニングアップへと。

現状のカウル類の画像です。

s-DSC06215

s-DSC06216

チェック&リペアまた、メンテナンスに伴い分解した、アンダーカウルやフェンダーライナー類。

分解したパーツは通常問題が無いので、そのまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちの作業は、分解パーツを1点1点クリーニングアップし美観を取り戻します。

また、トラブルを未然に防ぐ事も兼ね、全て組み込み前に表裏共にクリーニングアップします。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07260

クリーニングアップ&メンテナンス後のカウルの画像です。

s-DSC07261

s-DSC07263

細部までこだわったクリーニングアップを実施。

s-DSC07262

リペア&メンテナンス同様に、隠れた箇所ほど重要です。

クリーンな状態で組込みに備えます。

 

各部メンテナンスと同時に施工する独自のクリーニングアップ。

各部のクリーニングアップは、本来の素材を熟知し蘇らせる意味で1番適した仕上げを行います。

ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行いません。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07264

フロア部分現状の画像。

細部までクリーニングアップを行っていきます。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07265

クリーニングアップ後のシャシーの画像です。

s-DSC07267

s-DSC07269

s-DSC07268

クリーンな状態から独自の味付けを施し、F430に潜在するキャラクターを存分に発揮させます。

 

各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、全て作業の一貫と考え行います。

特別な費用等は必要ありません。

私たちのごく通常の作業の流れです。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07335

セットアップ済みのシャシーへ、クリーンなカウル類を組み込み。

s-DSC07336

s-DSC07340

カウルの組み込みは、基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

全てのチリ合わせや、左右の均一性、ボルトロック状態の位置にもこだわり組み込み完了です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07370

全てのメンテナンス完了。

最終チェック&セットアップへと…

 

Ferrari 純正テスター SD3でパワーユニットのリペア&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。

まず、以前の車輌セットをセットダウン。

続いてメンテナンス後の車輌に合わせセットアップします。

 

この工程で仕上がりが大きく左右します。

s-DSC07369

最終セットアップ。

Ferrari純正車両診断テスターSD3で、Tipo F136Eの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。

独自の味付けを行い、F430のポテンシャルを余す事無く引き出します。

メカニカル面も、的確な最終チェックまた、独自の味付けを行います。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

s-ナカムラエンジニアリング ロゴ

s-DSC07438

独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。

s-DSC07439

分解時、各パーツ単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので隅々までスッキリ クリーンな状態を復元。

s-DSC07441

s-DSC07440

各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用等は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

s-DSC07294

エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

s-DSC07300

s-DSC07306

s-DSC07302

s-DSC07347

s-DSC07444

全てのリペア&メンテナンス 終了のフェラーリ F430。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 203枚 (CD-R 2枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車輌と一緒にお持ち致します。

いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

s-DSC07312

Ferrariや、Lamborghini は、どのモデルに関わらず工業製品であって美術品でもあります。

この様な車輌をメンテナンスさせて頂くにあたって、車輌に対してのオーナーの思いや、価値観を理解し、常に業務に携らせて頂いています。

車輌を常に向上させ完璧なコンディションに近づけ後世に残していく。

トラブルの解析なども常に的確なトラブルシューティングを行い、根本からトラブルをリペアし、構造を熟知した上でセットアップを行い、100%のポテンシャルを発揮できる車輌に仕上げていく。

独自のノウハウとテクニックまた、専用の最新設備で車輌のポテンシャルを余すことなく発揮させキャラクターを取り戻す。

また、何処を見ても綺麗。

隠れた所にも気遣いをする。

効率にとらわれず、1台1台の車輌を仕上げていく。

もし、僕自身の車輌なら、ここまで徹底的にして欲しい。

そういったメンテナンスを実施する車輌だと僕は思いますし、その思いを皆さんの車輌にも日々向上心を持って実践しています。

CONTACT US

お問い合わせ

ご相談・お見積もりなどお気軽にご連絡ください。
24時間365日体制にてお電話でも受付対応しております。
TEL: 0743-54-6400

お問い合わせフォーム