株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリテスタロッサ ケーニッヒ710ps ライトがつかない修理・クラッチ修理・ブレーキオイル漏れ修理・ドライブシャフトブーツ交換

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

いつも ケーニッヒ フェラーリ テスタロッサ 710ps メンテナンス御依頼有り難う御座います。

只今より、ご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

今回も、ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので、宜しくお願い致します。

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フェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710ps チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

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ボデープロテクターの装着。

チェック開始です。

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このフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710psの心臓部はKジェトロ仕様。

ベース車両により、ケーニッヒ・スペシャルのテスタロッサ 710psでもKEジェトロ仕様も有ります。

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Kジェトロは、フラップが噴射量を制御するシステム。

Kジェトロもケーニッヒでチューニングされているスペシャルなテスタロッサ。

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710PSを搾り出すパワーユニットのメカニカルチューニングは、ローテック社。

ターボシステムはオーストリアのアルベルト製で武装。

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ターボチャージャーのチョイスやセットアップは、パワーユニット、走行内容で適したターボサイズの選択、またタービンの選択、安定した加給圧を約束してくれるウエストゲート、及びレイアウトが基本です。

次に確実かつシンプルな制御用配管及びパイピング、油圧ラインのレイアウトなど多方面にわたり考えなくてはいけません。

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ターボの歴史は意外に古く、1905年にスイスのアルフッド.ビュヒが特許を取得しています。

ターボが大きな進歩を遂げたのは、第二次世界大戦中。

アメリカの『空飛ぶ要塞B-17』爆撃機に初めてターボ付きエンジンを搭載。

そしてあのB-29爆撃機にもエンジン1基あたり2個のターボが搭載されていました。

ターボを搭載した理由は、高度1万メーターを超える高い空を高速で飛ぶためです。

高高度では、気圧が低く吸い込む空気量が少なくなるので、ターボで過給する必要があったからなんですね。

 

メタルターボ、セラミックターボ、ツインターボ、シーケンシャルターボ、ターボ+スーパーチャージャー、

ツインスクロールターボ、可変ジオメトリーターボ

最近では、左右対称タービンに至っているターボチャージャー。

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ティーポF113A 改チューニングパワーユニットまた、過給機の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

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フェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710ps 車両全体の詳細なチェックを行います。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

ケーニッヒ フェラーリ テスタロッサ 710psの傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車両のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車両より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

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ケーニッヒ フェラーリ テスタロッサ 710ps メカニカルチェック。

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車両はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車両として構築されています。

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車両毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。

車両の使用状況や用途、保管状態で車両のコンディションは千差万別です。

 

また、これまで車両がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所のリペアだけではなく、車両のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

色々な状況で、リペア、メンテナンスポイントが違ってきます。

状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。

 

今回も、1から独自の思想、理念また目線で、的確なチェックを行います。

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ブレーキオイルのオイル漏れ。

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ラバーパーツの劣化によるブレーキオイル漏れ。

 

ブレーキオイルは、通常ポリエチレングリコールモノエーテルが主成分です。

成分上、塗装等に付着すると塗膜を完全に侵食してしまいます。

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クラッチマスターシリンダーからのオイル漏れ。

 

クラッチオイルもブレーキオイル同様、通常ポリエチレングリコールモノエーテルが主成分です。

成分上、塗装等に付着すると塗膜を完全に侵食してしまいます。

これらの場合シャシーの塗装を剥離させてしまいます。

 

早期の対応が必須です。

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サイドブレーキワイヤーブラケットに亀裂が入っています。

サイドブレーキ使用時に破損してしまうとサイドブレーキが解除し車両が動き出す危険な状態。

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ドライブシャフトブーツの現状の画像です。

弾性が失われ破損寸前の状態です。

 

正常なドライブシャフトブーツ内は、CVジョイントを潤滑するグリスで満たされています。

破損すると、内部の潤滑グリスが回転力で飛散し、CVジョイントを潤滑出来なくなり、ベアリングにダメージを与えAssy交換を余儀なくされる部分。

 

破損する前に現時点での交換をお勧めします。

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フューエルゲージの作動不良が発生しています。

トラブルシューティングを行っていきます。

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オドメーターのバックライトが点灯しない状態。

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ブロアーランプが点灯しない状態。

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グローボックスのライトが点灯しない状態。

エレクトロニクス系統にトラブルを抱えています。

 

トラブルシューティング開始です。

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エレクトロニクスでのトラブルは非常に危険で、早期の対応が必須です。

ポイントにもよりますが、2次的不具合の誘発、また車輌火災を引き起こす箇所でもあります。

車両全体を這い巡っているハーネスやカプラ。

フェラーリ ランボルギーニのエレクトロニクスは非常に繊細です。

 

メカニカルから、エレクトロニクスの司令塔〜末端のコントローラーや、センサー等を完璧に見極め、ピンポイントでトラブルポイントを確定します。

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最低でも1年に1度の的確な定期点検で、各部のコンディションのチェックを行う事が大切ですね。

そうする事で車両の状態を把握でき、コンディションを整える事が可能です。

またトラブルポイントを早期に発見できることで車両への多大なダメージを防ぐ事ができます。

 

非常に重要なことですね。

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車両全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車両を向上させる為のメンテナンスメニューを組み立てます。

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全てのチェックが終了したケーニッヒ フェラーリ テスタロッサ 710ps。

 

確実に現状の車両の状態を把握し切らせて頂きました。

現状の車両の状態を分かり易くまとめ御連絡させて頂きます。

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お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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ケーニッヒ フェラーリ テスタロッサ 710ps 整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

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ボディープロテクターの装着。

整備&メンテナンス開始です。

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レーダー探知機装着部分の現状の画像。

インテリアの雰囲気を崩してしまっていますね。

 

移設工程から作業開始です。

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レーダー探知機移設に伴い製作した専用ステーの画像です。

必要なパーツはどのようなパーツでも全て設計、製作します。

 

製作にあたっては、独自のクオリティーで細部にまでこだわった専用パーツを製作します。

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レーダー探知機移設完了の画像です。

バックミラーと一体タイプとし、視認性とインテリアの雰囲気をスッキリ仕上げてみました。

 

問われるのはリペア技能だけではないと思います。

メンテナンスに対するこだわり、テクニック、センスなど、すべての要素が高次元でなければなりませんね。

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配線の適正化の工程へと。

乱雑に配線処理され不具合の発生しているエレクトロニクス。

 

配線の処理は非常に繊細です。

安易な箇所に結線すると車両火災を引き起こすポイントでもあります。

 

全てオリジナルの配線に適正化していきます。

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バックライトが点灯していなかったオドメーターを組み込み後の画像です。

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配線を適正化しバックライト点灯作動後の画像です。

通常見えない配線も整え組込み完了です。

 

更にエアコンコントロールパネルの配線の適正化工程へと進みます。

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センターコンソール内部の乱雑に配線され不具合を起こしているエレクトロニクス。

全てオリジナルの配線に適正化していきます。

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乱雑な配線処理で焼損してしまっているパーツ。

車両火災を引き起こす原因ともなります。

 

車両全体を這い巡っているハーネスやカプラ。

フェラーリ ランボルギーニのエレクトロニクスは非常に繊細です。

 

車両に異変を感じた時は、早急なチェックが必要不可欠です。

そのままの状態で使用すると、負の連鎖反応を引き起こし多大なダメージへと発展していきます。

 

早期に的確なトラブルシューティングを行いリペアする事が非常に大切です。

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ニューパーツの画像です。

焼損しているハーネス&カプラーは、アップグレードパーツを使用し製作交換していきます。

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エアコンコントロールパネルの配線も、オリジナルに適正化後の画像です。

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エアコン風量のモニター及び作動も回復しました。

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グローボックス内部の配線もオリジナルに回復。

照明も点灯。

 

エレクトロニクスを熟知したエンジニアが的確なメンテナンスを行います。

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カーテシスイッチ交換後の画像です。

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交換と同時に隠れた内部もスッキリ クリーニングアップ。

気持ちの良いものですね。

 

私たちは、車両の価値観を理解し、見える部分は勿論の事、通常見えない箇所をクリーンにする事を非常に重要視します。

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カスタマイズを行っていきます。

レーシングペダルsetの取り付け。

 

現状のペダルの画像です。

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今回装着するTITANIUMを使用し製作した特別なペダルsetです。

 

TITANIUM 特有の銀灰色光沢を放つ、レーシングスピリッツ溢れるパーツ。

チタンは酸化物が非常に安定で侵されにくく、空気中では表面が酸化物の皮膜によって保護される為、プラチナや金とほぼ同等の強い耐食性を持つ素材。

鋳造や溶接には、酸素や窒素を遮断する大掛かりな設備を必要とする素材。

炭素や窒素とも反応してそれぞれ炭化物や窒化物を作り、これらは超硬合金の添加物とし時として利用されます。

特に純度の高いチタンは、無酸素空間においての塑性に優れ、鋼鉄と似た色合いの銀灰色光沢を放ちます。

チタンは鋼鉄以上の強度を持つ一方、質量は鋼鉄の約45 %と非常に軽い素材。

チタンはアルミニウムと比較して約60 %重いものの、約2倍の強度を持ちあわせます。

これらの特性により、チタンは他の金属よりも金属疲労が起こりにくい特徴があります。

チタン、あるいはチタン合金の持つ強度、軽さ、耐食性、耐熱性といった性質から、戦闘機、潜水艦、レース車輌等の競技用機器など多岐にわたって使用されます。

金属チタン部品は高価な為、耐食性、耐熱性、軽量化と強度のバランスを考慮した狭い領域の仕様に限られる。

そんな高価な素材、TITANIUMを使用し製作した 308 / 308QV / 328 / 348 /355 / テスタロッサ /512TR / 512M / Mondial 用チタン製 ペダルset

TITANIUM 特有の銀灰色光沢を放つレーシングスピリッツ溢れるパーツ。

そこにはドリルド加工また、スリップ防止のキルト加工を施したTITANIUMペダルset。

レーシングスピリッツと共に、安定したアクセルワーク ブレーキワークを実現するパーツです。

装着用 専用ボルト&ロックナットも付属。

素材 TITANIUM

適応車種   308 / 308QV / 328 / 348 /355 / テスタロッサ /512TR / 512M / Mondial

 

ウェブサイト プレミアムパーツからご購入いただけます。

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レーシングペダルset装着完了です。

TITANIUM 特有の銀灰色光沢を放ち、コックピットを際立てる機能性とビジュアルを兼ね備えたカスタマイズパーツです。

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フロントフェンダーにボデープロテクターを装着。

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オイル漏れしているブレーキマスターシリンダー及びクラッチマスターシリンダーの交換を行っていきます。

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オイルの漏れが発生しているクラッチマスターシリンダーの交換から行っていきます。

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分解後の画像です。

隠れた箇所には汚れが蓄積しています。

 

クリーニングアップ、またクラッチマスターシリンダーを装着する締結面の修正を行っていきます。

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クリーニングアップ&メンテナンス後の画像です。

クリーニングアップと同時にクラッチマスターシリンダーを装着する締結面の精度も回復。

 

下準備を整え組込みに備えます。

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クリーニングアップ&メンテナンスした装着部分にニューパーツのクラッチマスターシリンダーを装着。

機能性と美しさを追求するメンテナンスを行います。

 

クラッチマスターシリンダーとは。

油圧式のクラッチ操作回路にはマスターシリンダーとクラッチレリーズシリンダーがあります。

マスターシリンダーはクラッチペダル側にあり、ペダル踏力を油圧に変えてレリーズシリンダーへ油圧を伝えるパーツ。

油圧を発生させるピストン、ピストンをもどすリターンスプリング、油圧を発生させるプライマリーカップなどで構成されているパーツです。

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オイル漏れが発生しているブレーキマスターシリンダーの交換へと。

 

ブレーキマスターシリンダーとは。

ペダル踏力を液圧に変換し、ブレーキキャリパーにブレーキ液を圧送するパーツ。

基本的に圧力室がひとつのシングルマスターシリンダーと、独立した2つの圧力室をもつタンデムマスターシリンダーに分類されますがテスタロッサのブレーキマスターシリンダーはタンデムマスターシリンダー。

タンデムマスターシリンダーは、2系統ブレーキの一方が破損しても残りの系統の液圧は正常に発生するので、ブレーキ用としては、ほとんどこのタイプが採用されています。

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クラッチマスターシリンダーと同じ工程で周辺部分や取り付け部分のクリーニングアップ&メンテナンスを実施。

ブレーキマスターシリンダー交換後の画像です。

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ブレーキマスターシリンダー&クラッチマスターシリンダー交換後の画像です。

単にパーツ交換するだけではなく周辺部分や締結面のメンテナンス&クリーニングアップを行い交換します。

 

問われるのはリペア技能だけではないと思います。

メンテナンスに対するこだわり、テクニック、センスなど、すべての要素が高次元でなければなりませんね。

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ボデープロテクターの装着。

クラッチホースの交換へと進みます。

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クラッチオイルホースの交換。

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ニューパーツの画像です。

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クラッチオイルホース交換後の画像です。

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取り回しやフィッティング角度も整え組み込みます。

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ブレーキホースの交換。

 

ブレーキホースの交換時期は、4年または5万キロ毎が理想的です。

ブレーキホースは、ステアリングを切った時に湾曲する部分が多く、パーツ本体の劣化が促進されます。

使用許容範囲を超え使用し続けると、ブレーキング時ホースが破裂し油圧が逃げ、ブレーキが全く効かない状態になります。

 

人命に関わる非常に大切なメンテナンス部位の1つです。

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今回は、ステンメッシュ製のブレーキホースへとアップデートします。

 

純正のゴム製ブレーキホースは、加圧時の膨張が大きく、マスターシリンダーで発生した圧力を100%キャリパーへ伝えることができません。

ステンメッシュブレーキホースへと換装するメリットは、加圧時の膨張が少なくなり、マスターシリンダーで発生した圧力を確実にキャリパーへ伝えることができます。

また、ブレーキを踏み込んでいくと、カチッとした感じになります。

 

ただ、メリットもあればデメリットもあります。

ステンメッシュホースは、ゴム製ブレーキホースのように目視でのチェックが困難です。

定期的な交換が必須となります。

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ステンメッシュブレーキホース装着後の画像です。

普段は見えないところまで徹底して美しい組込みを追求します。

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サイドブレーキワイヤーブラケットに亀裂が入っています。

サイドブレーキ使用時に破損してしまうとサイドブレーキが解除し車両が動き出す危険な状態。

 

交換を行っていきます。

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交換後の画像です。

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これで安心してサイドブレーキを作動させ、確実に後輪をロック出来ます。

また、規定ノッチでロックできるよう調整も実施。

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ドライブシャフトのオーバーホールへと。

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取外したドライブシャフト現状の画像です。

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弾性が失われ破損している状態。

 

正常なドライブシャフトブーツ内は、CVジョイントを潤滑するグリスで満たされています。

破損すると、内部の潤滑グリスが回転力で飛散し、CVジョイントを潤滑出来なくなり、ベアリングにダメージを与えAssy交換を余儀なくされる部分。

 

ドライブシャフトは、エンジンの動力を車輪に伝えるために用いられる回転軸です。

エンジンで生まれた動力はギアBOXへ伝わり、ギアBOXと車輪を連結し、動力を伝える役目をしているのがドライブシャフト。

動力を伝えるシャフト部分は3つに分類する事が出来、ドライブシャフト、アウターCVジョイント、インナーCVジョイントから構成されているパーツです。

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オーバーホールと同時に美しさまで綺麗に仕上げていきます。

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ドライブシャフト オーバーホール後の画像です。

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ブーツ交換だけではなくドライブシャフト両端のCVジョイントを分解。

CVジョイントを綿密にオーバーホールし、リアルでスムーズな動きを回復させました。

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ドライブシャフト オーバーホール完了です。

機能性と同時に美しさまで追求したオーバーホールを行います。

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連結するミッション側フランジの締結面もメンテナンス&クリーニングアップで整えます。

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メンテナンス後のフランジにオーバーホール後のドライブシャフトを組み込み。

私たちは妥協しない徹底した整備また、メンテナンスを行います。

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サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

定期的な、足回り&車両全体のトルク管理が必要です。

 

全てを管理させて頂いている車両。

毎回のクリーニングアップで非常に綺麗な状態を保っています。

 

今回も、各部の調整と同時に締め付けトルクのチェックまた、サスペンションシステムも本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンスを行います。

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今回もメンテナンス&クリーニングアップを行いコンディションを整えます。

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同じくリヤサスペンションシステム。

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メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

サスペンションシステム ステアリングシステムも、本来のパフォーマンスを発揮出来るようメンテナンス完了。

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ダストや砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がよりリアルになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

今回も、きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施しました。

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同じくリヤサスペンションシステム。

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メンテナンスで運動性能を、クリーニングアップで美しさを両立させます。

リペアからメンテナンス、クリーニングアップに至るまで、常に独自のクオリティーで管理し、コンディションを保ち、また向上もさせます。

 

各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

これら一連の作業過程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つでもあります。

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整備に伴い脱着したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

クリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

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プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつです。

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整備に伴い脱着したパーツ1つ1つを独自のクオリティーで仕上げます。

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フェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710ps 車両底、フロア部分シャシー現状の画像。

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細部までクリーニングアップを行っていきます。

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クリーニングアップ後の車両底、フロア部分シャシーの画像です。

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クリーンな状態から各部のセットアップを行い、パフォーマンスのバージョンアップを図ります。

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運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

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専用SSTでホイールをロック。

 

オーナーが大切にされている車両。

車両への乗り降りからメンテナンスに至るまで細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。

 

トルクレンチを握っているエンジニアの手。

手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。

爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすればオーナーは不安もいだかれる事でしょう。

 

私たちのサービスはそこから始まります。

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ホイールボルトのロック。

トルクレンチにより確実に規定トルクでロックします。

トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。

 

通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。

これを防ぎ、規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込んでいきます。

 

他の部位も同様です。

ボルトやナットの締め付けトルクは材質や処理の方法また、長さ等々でISO規格が設けられているほど重要なポイントなんです。

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クリーニングアップ済みのカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込み。

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基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

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全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710ps。

最終チェック&セットアップをエンジンアナライザーで行っていきます。

 

ティーポF113A 改チューニングパワーエンジンの基本原理やマイクロプレックス構造を熟知したエンジニアがセットアップします。

また、独自のセットアップを施しフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710psのポテンシャルを余す事無く引き出します。

 

最終の詰めの作業。

このプロセスが重要なんです。

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独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710psのエンジン&エンジンルーム。

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分解時、各パーツを単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を回復。

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各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

これら全てのメンテナンスや精度の追求、またクリーニングアップやセットアップ工程は、ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでも有ります。

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エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

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全ての整備&メンテナンス 終了のフェラーリ ケーニッヒ テスタロッサ 710ps。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 474枚 (DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。

いつもメンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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コックピットに乗り込み、エンジンをかける。

ステアリングを握り、アクセルを踏む。

自分とクルマがひとつになり、自由になっていく。

クルマとは本来、自分を解放するものであり、自己表現であり、生き方そのものだと思う。

人生とクルマの本当の楽しみ方を知る大人のために…

 

私たちはすべての要素を高次元で考えます。

今後も、車両全体のコンディションを把握させて頂きながら良きパートナーとして、共に車両を向上させて頂ければと思います。

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