株式会社ナカムラエンジニアリング

フェラーリ512M マイスターチェック・タイミングベルト交換・エンジン修理・ミッション修理 調整

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

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ウェブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

 

今回、フェラーリ 512M メンテナンスご依頼誠に有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたフェラーリ 512Mを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い申し上げます。

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フェラーリ 512M チェック開始準備の為、リフトセクションへと…

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チェック開始です。

 

Ferrari純正車輌診断テスター SD2を、フェラーリ 512M コントロールユニットに接続。

ECUと交信開始です。

 

Errorコードのみのチェックではなく、各部の作動状況や出力波形に至るまで、SD2で出来うる全てのエレクトロニクス関連をチェック。

現状の車輌の状態を詳細に把握します。

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ただ、コントロールメインユニットが車輌全てを網羅している訳ではありません。

SD2でモニタリングしても、ERRORコードが入力されない部分も多々存在します。

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ボデープロテクターの装着。

 

Ferrari純正 車両診断テスターSD2で取得した各部のデータ。

現状の512M 車輌全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルの作動また、セット状況。

各部のデータを取得。

最新のFerrariアップデートデータとの比較も行います。

 

現状の電子制御部位データを全て詳細に把握します。

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SD2で取得したデータは、あくまでもデータとし受け止めます。

データ全てを鵜呑みにせず、基本作動が適正値内で確実に作動しているかを、専用機器を使用し単体点検を実施。

 

更に奥深くまで、独自のチェックを進めます。

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エレクトロニクス関連ポイント。

大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。

 

1 入力: 電子的・機械的なセンサー(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。

2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。

3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号を車輌システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。

 

この3項目から更に分別し、独自の項目別にチェックします。

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Tipo F131Gのメカニカルチェック。
 

512Mのユニットでは大幅な進化を遂げています。

一連のモデルから基本的な構造に変更は有りませんが、圧縮比と燃焼効率の向上を狙って、ピストンは鍛造アルミニウム製 コンロッドがチタン鍛造製 クランクシャフトやメインベアリングも軽量なパーツにアップデートされています。

また、燃料室の形状 インテークマニホールドや、エキゾーストマニホールド形状も改良されているTipoF131G型。

 

アップデートを図ったTipoF131G型ユニットからは、425ps/50.0kgmを搾り出します。

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マネージメントシステムは、モトロニックM2.7をリセッティングしバージョンアップされている512M。

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Tipo F131G型ユニットまた、モトロニックM2.7の基本原理や構造を熟知したエンジニアが細部までチェックします。

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車輌全体の詳細なチェックを行います。

 

年数的、指定交換パーツ。

走行距離的、指定交換パーツ。

512Mの傾向的不具合発生ポイントのチェック。

また車輌のコンディションを整える為の独自のチェックへと。

 

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの一部。

1 ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解が、ある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返し車輌より受ける衝撃や、常に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3 金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。

指定交換に列記されているパーツでも必ず交換しないといけない訳ではありません。

 

素材や構造を知り尽くしたエンジニアが、的確にチェックし判断します。

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車輌はさまざまなパーツや機構で構成されていますね。

 

メカニカルまた、エレクトロニクス ボディー構成などなど…

書ききれない複雑な機構を組み合わせ1台の車輌として構築されています。

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車輌毎に傾向的不具合も存在し、指定交換が促されているパーツも存在します。

車輌の使用状況や用途、保管状態で車輌のコンディションは千差万別です。

 

また、これまで車輌がどの様な考え方でチェックされてきていたか、どのような工法でリペア&メンテナンスを受けてきたか?

壊れた箇所のリペアだけではなく、車輌のコンディションを整えていくというメンテナンスが的確に行われてきた車両か否か?

色々な状況で、リペア、メンテナンスポイントが違ってきます。

状況によってパーツ寿命が長くもなりまた、短くもなります。

 

1から独自の思想、理念また目線で、的確なチェックを行います。

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オイルの漏れ。

 

通常目にする事の無い部分に不具合が発生している場合が多いのは事実です。

オーナーが分からないうちに不具合が進行し、他のパーツに悪影響を及ぼしてしまっている場合が多々あります。

 

定期チェックで早期に発見し、確実なリペアを行うことで多大なダメージを回避することが可能です。

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タイミングベルトケース内部からのオイル漏れ。

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タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも、3年もしくは2万キロどちらか先に達した時点で交換が必須。

(たとえば3年で0kmの走行でも交換。また6ヶ月で2万キロの走行でもその時点で交換。)

 

しかしこのような状況の場合、早期のリペアが必須です。

漏れ出したオイルがタイミングベルトに付着し、ベルト本来の強度が奪われバルブクラッシュを引き起こします。

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多数の部位からのオイル漏れ。

 

オイル漏れ発生個所の中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的なガスケットや、ラバー素材パーツ。

ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、ある程度の年数で亀裂や溶解が起こります。

また特にパワーユニットやパワートレイン関連パーツは、熱による弾性不良また、回転部分の磨耗(エンジンを長期間始動しない車輌は、形成変化を起こします。)などもオイル漏れを発生させてしまいます。

また、構成金属パーツ類では、金属を構成する個々の原子そのものが膨張して、格子間隔が大きくなりその為、弾性変形を生じパーツ接合面に歪が発生し、オイル漏れを発生させている場合も多々見受けられます。

 

なぜオイル漏れが発生してしまったか?

漏れを引き起こしている主原因は?

これらの要因を特定し、ピンポイントで確実なリペア工法を確定します。

 

このプロセスが非常に重要です。

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エンジン冷却水の漏れ。

この時点でのリペアをお勧めします。

 

漏れが進行してくると、走行中やアイドリング中に突発的なオーバーヒートを引き起こし、パワーユニットに2次的ダメージを与えてしまいます。

また、エンジン冷却水の主成分は、エチレングリコールという化合物と水で構成されています。

漏れたエンジン冷却水は、ペイントを侵食する作用を持ち合わせています。

 

早期の確実なリペアで、致命的な2次的ダメージを防ぐ事が可能です。

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パイピングジョイント部分のクラック。

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ドライブシャフト現状の画像。

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弾性が失われ膨張変形したドライブシャフトブーツ。

この状態では破損に至ってしまいます。

 

正常なドライブシャフトブーツ内は、CVジョイントを潤滑するグリスで満たされています。

破損すると、内部の潤滑グリスが回転力で飛散し、CVジョイントを潤滑出来なくなり、ベアリングにダメージを与えAssy交換を余儀なくされる部分。

 

この時点でのリペアをお勧めします。

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ブレーキクーリングダクトホースの切損。

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フロント / リヤのサスペンションシステム。

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サスペンションブッシュ各部のアップ画像。

 

外部からの要因また、対応年数の超過で完全に劣化し切っているサスペンションブッシュ。

サスペンションブッシュとしての役割を完全に消失してしまっている状態です。

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車輌の基本骨格でもあるフレームに多大なダメージを与える部分の1つ。

サスペンションブッシュ。

 

パーツ構造体として機能が使用に耐えられなくなる状態が発生し、車輌にダメージを与えてしまいます。

サスペンションブッシュの役目は、路面からの凹凸の衝撃を、タイヤやサスペンションで吸収できなかった残りの衝撃や入力を、車体の基本骨格であるフレームに入力されることを防ぐ役割。

衝撃からフレームやボデーを守る、非常に重要な役割を担うのがサスペンションブッシュ。

 

また、ステアリング特性では、前後左右に荷重が掛かったときアームが簡単にヨジレ、ロールしやすくなります。

しかも急激に車体がロールしアライメントが崩れ、ダブルウィッシュボーンのメリットが崩れ、デメリットばかりが大きくなります。

経年劣化によるヘタリが、許容範囲を超えて落ち込んだり、亀裂が入ってしまうとボデー全体に振動が直接入力され、常にの衝撃で、ボデーまたフレームのねじれや結合部の破損など、車輌の基本骨格へ致命的なダメージを与えます。

 

見逃されがちなサスペンションブッシュ。

車輌にとって非常に重要な個所ですし、交換する事でフレームを確実に守り、またドライバビリティーも格段にアップします。

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車輌全体を項目毎にチェックし、問題の所在を的確にピックアップします。

また、コンディションをより良き方向に整えるポイントもピックアップ。

 

全てのチェック終了後、客観的ではなく主観的に見た、車輌を向上させる為のより良きメンテナンスメニューを組み立てます。

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全てのチェックが終了したフェラーリ 512M。

 

確実に車輌の現状を把握し切らせて頂きました。

内容をまとめ、車輌の現状を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きます。

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お打ち合わせさせて頂き決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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フェラーリ 512M 整備&メンテナンス開始準備の為、リフトセクションへと…

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ボデープロテクターの装着。

リペア&メンテナンス開始です。

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パワーユニットからリペア&メンテナンスを行います。

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パワーユニット・パワートレインの分解工程が進みます。

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単に分解するだけではなく、生産時のパーツ精度の誤差、また車歴で精度が低下していないかを、分解パーツ全て項目毎に測定チェックします。

精度が低下している部位は、組み込み前に独自の厳密な数値に修正し組み込みます。

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整備&メンテナンスに伴う各油脂類の抜き取り。

注入時には、添加されている成分内容や粘度など、私たちが厳選したフェラーリ 512Mに推奨するオイルを使用します。

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ドレンプラグをスッキリ クリーニングアップ。

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1度締め付けられたガスケットは再使用しません。

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ドレンボルトに付着している金属粉。

 

使用期限を超過して使用されていたのか。

使用していたオイルが適切なオイルではなかったのか。

かなりの金属粉が付着している状態。

 

金属粉等放置すると研磨剤と同様の効果を及ぼします。

ミッション損傷の原因になる為、使用するオイルの選択は重要です。

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ドレンプラグをスッキリ クリーニングアップ。

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1度締め付けられたガスケットの再使用はしません。

クリーンな状態から規定トルクでロックします。

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パワーユニット&パワートレイン脱着開始です。

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担当エンジニアにより的確な作業が進められ、Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、Tipo F131Gパワーユニット各部を丁寧に分解し車輌より脱着完了です。

 

リペアポイント分解前に、パワーユニットやパワートレインなどに付着している細かな砂や塵を、一度全てクリーニングアップします。

これは、作業中に砂や塵がパーツ内部へ混入することを避ける為。

また、分解するボルト、ナットetc.再使用パーツ保護の為に行います。

また、見た目にも汚れが落ちスッキリ クリーンな状態を取り戻します。

 

 

現状のパワーユニットフロントからの画像です。

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現状のパワーユニットL/Hバンクからの画像です。

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現状のパワーユニットR/Hバンクからの画像です。

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パワーユニット後方、クラッチ側からの画像です。

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パワーユニット Vバンク現状の画像。

エキスパンションタンクに覆われ、目にする機会がない部分です。

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パワーユニット フロントVバンクからの画像。

通常、目にする事のない部分には汚れがビッシリ蓄積しています。

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バルブカバー結晶塗装、現状の画像。

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結晶塗装アップ画像。

独自のクリーニングアップ工法でクリーンな状態を取り戻します。

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エキスパンションタンク&インテークチャンバーの画像です。

どのような素材のパーツでも、素材に1番適した独自のクリーニングアップを行います。

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パワーユニット シリンダーの現状。

 

これら通常目にする事のない部分には汚れが蓄積しています。

車輌の価値観を理解し、見える部分は勿論の事、通常見えない箇所のクリーニングアップを非常に重要視します。

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今回、不具合の発生している箇所からオイルが多量に漏れ出している状態。

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各部のボルト、ナットの状態。

汚れたままでの分解は、ボルト、ナットを痛めます。

ボルト、ナット 1本まで、全てクリーニングアップしていきます。

 

上記、汚れた状態からの分解では、リペア&メンテナンス時の異物混入また、再使用パーツにダメージを与えます。

分解前に、独自のクリーニングアップ方法で一掃し、クリーンな状態を取り戻します。

 

変化振りを…乞うご期待。

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クリーニングアップ終了のTipo F131Gユニット。

 

クリーニングアップ前と同じ順番でご紹介させて頂きます。

フロントからの画像です。

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クリーニングアップ後のL/Hバンク の画像です。

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クリーニングアップ後のR/Hバンク の画像です。

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パワーユニット後方クラッチ側からの画像です。

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クリーニングアップ後、パワーユニットVバンクの画像。

 

細部まで完璧なクリーニングアップを実施。

汚れも一掃。

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フロント側 Vバンクからの画像です。

独自のクリーニングアップで汚れもスッキリ クリーンに。

 

クリーニングアップでリアルでスムーズな動きを取り戻す下準備を完璧に行います。

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バルブカバー結晶塗装クリーニングアップ後の画像です。

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独自のクリーニングアップ方法で、完璧なクリーニングアップを実施。

結晶塗装の隅々に付着していた汚れも細部までクリーニングアップ。

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同様に、エキスパンションタンク&インテークチャンバーも隅々までクリーンに。

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シリンダーの汚れも、細部までしっかりクリーニングアップ。

私たちは、通常見えないポイントまで徹底したクリーニングアップを行います。

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オイル漏れが発生していた箇所も修理前にスッキリ クリーニングアップ。

クリーンな状態から修理&メンテナンスを行います。

 

リペア&メンテナンス中、パーツ内部への砂や埃の混入を完全にシャットアウト。

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ボルト、ナット1つまで、クリーニングアップ。

 

クリーンな状態からリペアポイントを分解することで、ボルト、ナットにストレスを掛けず、ロックを解除しボルト&ナットのピッチを保護します。

全ての部位に対しクリーンな状態から分解します。

 

これが私たちのリペア&メンテナンスに取り掛かる第一工程のクリーニングアップです。

私達メンテナンスする側も気持ち良くリペア&メンテナンスに掛かれます。

 

各部のクリーニングアップの特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

 

ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つです。

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クラッチハウジング分解後の画像。

内部は汚れが蓄積しています。

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更にクリーニングアップを行っていきます。

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内部のクリーニングアップ後の画像。

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細部までクリーンな状態から分解工程に入ります。

通常汚れたままで分解されるのが一般的。

 

私たちの作業工程は、このようにクリーンな状態から分解することで内部に砂や汚れが混入する事がありません。

またクリーンな状態からボルト・ナットを緩めることでボルト・ナットにダメージを与えません。

 

ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでも有ります。

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タイミングベルト交換に伴うバルブタイミングの測定。

 

ただ単にタイミングベルト交換のみの作業では、パワーユニット本来のポテンシャルは発揮されません。

バルブタイミングが数度ずれ、パワーロスしてしまっている車両すら見受けられます。

 

タイミングベルト交換に伴い、各気筒毎 計算式によるバルブタイミングの測定が必須です。

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タイミングベルト組み込み時にはバルブタイミングを適正化し、高負荷高速回転領域で最高出力を向上させ、また低中速回転領域で低中速トルクも向上させます。

 

このプロセスが非常に重要です。

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バルブタイミングとは?

 

簡単に言えば、ピストンの位置に対して、どのタイミングでIN&OUT側バルブを開け閉めするか、その位置を決定する事です。

エンジンは、ピストンの上下によって混合気を吸って排気ガスを吐き出しています。

ピストンが降りる時に吸気バルブを開けてやり、上がる時に吸気側を閉じて排気バルブを開ける工程の事です。

10000回転/分では、一秒間に80回もこの工程を繰り返します。

このスピードでは、混合気にも重さや粘度が発生し、蜂蜜の様な粘度と考えてもらっても良いでしょう。

 

ピストンが下がり粘度が発生している混合気が燃焼室に入ります。

ピストンは下がりきって圧縮工程に入りますが、やっと流れる勢いの混合気はシリンダーに自ら入ってくるので、吸気バルブを今閉めるのはもったいない、遅らせようというのが吸気側タイミング。

続いて、爆発燃焼エネルギーでピストンが下がりますが、まだ膨張エネルギーが残っている状態で、早く排気バルブを開けて排気を早く排出し、次の吸入時の為に負圧を発生させ、混合気を吸い込むようにするのが排気側タイミング。

 

簡単に書きましたが、これら一連の工程のタイミングを適正化させる事で、よりスムーズに吸入・排気させ、なおかつ爆発工程でのパワーを限りなく使い切る。

これが適正化したバルブタイミングになる訳です。

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分解工程に入ります。

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フェラーリ 512Mのエンジン・ミッションを更に内部までクリーニングアップ。

クリーンな状態からエンジンとミッションの分離工程に入ります。

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分離したフェラーリ 512Mのエンジンユニット。

修理&メンテナンスをおこなっていきます。

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ガスケット現状の画像。

 

手荒な作業が行われ、ガスケットが切損している状態。

完全な組み付け不良ですね。

 

私たちはトラブルシューティングの時点で、これらの要因を特定し、ピンポイントで確実なリペア工法を確定します。

このプロセスが根本的なトラブル箇所を的確に整備でき、同じような箇所を何度も作業する事の無い車両に仕上げる事が出来ます。

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更に内部パーツのリペア&メンテナンスを行っていきます。

 

私たちが独自に設定している厳密な数値に適合しているか否かを、全て測定チェックします。

独自の数値に適合しない場合、専用機器で加工修正を行います。

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単品から更にクリーニングアップ。

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クリーンな状態から各部をチェック&メンテナンス後の画像です。

 

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自に設定している1/100ミリの厳密な数値に修正。

 

1つ1つのパーツ精度を追求します。

その積み重ねが高次元なエンジンに仕上がります。

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細部まで緻密な修理また、メンテナンスを行ったパーツを組み込み。

個々のパーツの精度を見直し高精度なエンジンへと仕上げます。

また、メンテナンスで動力性能を向上、クリーニングアップで美しさを回復。

 

仕上がったパーツを丹念に組み上げていきます。

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フェラーリ 512Mのウォーターポンプのフルオーバーホール。

ホーバーホールに伴い分解したフランジ。

通常、問題の無いパーツは、このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う修理&メンテナンスは、修理に伴い分解したパーツを1点1点メンテナンス&クリーニングアップし組み込みます。

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のフランジの画像です。

1つ1つのパーツを緻密なメンテナンス&クリーニングアップを行います。

 

このひと手間の積み重ね。

私たちが行うリペア&メンテナンス工程の特徴の1つです。

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ウォーターポンプのフルホーバーホール完了の画像。

独自の作業工程でウォーターポンプの作動能力、また美しさも回復させるメンテナンスを行います。

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カムシャフト・クランクギヤ現状の画像です。

 

各ギヤが錆で侵食されている状態。

錆の発生で、タイミングベルトが紙やすりで削られる作用が発生しています。

その為タイミングベルトが攻撃され、指定交換時期までタイミングベルトがもたない状態。

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カムシャフト・クランクギヤーのメンテナンスを行います。

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メンテナンス後のカムシャフト・クランクギヤの画像です。

錆びや汚れを細部まで除去。

 

これでタイミングベルトを攻撃する脅威もなくなり、確実なバルブタイミングのセットアップが可能になりました。

1つ1つのパーツを確実にリセットします。

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私たちは通常見えないポイントまで徹底したメンテナンスを行い、動力性能また美しさも追求します。

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オイルシールのリペア&メンテナンス。

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フェラーリ専用SST(専用工具)を使用し確実な整備を行います。

SSTを使用する事で、キズや歪みを発生させる事無く、確実でスムーズな分解組み立てが可能です。

 

1つ1つ、単品からクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

クリーンな状態から、私たちが独自に設定している厳密な数値に適合しているか否かを、全て測定チェックします。

 

独自の数値に適合しない場合、専用機器で加工修正を行っていきます。

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クリーニングアップ&メンテナンス後の画像です。

クリーンな状態から各部をチェック&メンテナンス。

 

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自に設定している厳密な数値に修正。

 

この積み重ねが、高精度なエンジンへと導きます。

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厳密な精度へと仕上げた構成パーツに、Ferrari専用SST(専用工具)を使用し、丁寧にオイルシールを組込み。

厳密なメンテナンスを行い組み込む事で、ラバーパーツの対応年数までオイル漏れ等発生することはありません。

 

これら一連の作業工程はナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでもあります。

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エンジン内部、現状の画像。

更に内部のクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

 

ユニット等の構成パーツは、熱膨張と冷間時の収縮の連鎖が常に繰り返されます。

数年経過すると誤差も発生してきます。

その誤差を独自の厳密な数値に修正し、基本精度を底上げしていきます。

 

独自の数値に適合しない場合、専用機器で加工修正を行っていきます。

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クリーンな状態から各部をチェック&メンテナンス後の画像です。

 

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自に設定している1/100ミリの厳密な数値に修正。

 

1つ1つのパーツ精度を追求し、高精度なエンジンに仕上げます。

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シリンダーヘッドも同様にメンテナンスを行っていきます。

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メンテナンス後のシリンダーヘッド。

独自の工法と最新の機材で徹底したメンテナンスを実施。

 

私たちの行う作業工程は、どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスを実施します。

このプロセスが仕上がったエンジン精度を大きく左右します。

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緻密なメンテナンスを行い組み込み。

これら一連の工程を行うことで精度の高いエンジンに仕上げます。

 

また通常見えないポイントまで美しい仕上げを追求した修理&メンテナンスを行います。

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整備に伴い分解した再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行います。

問題の無い分解パーツはそのまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、問題の無い再使用パーツを1つ1つ独自のクオリティーで仕上げて組み込みます。

現状の画像です。

 

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

 

1つ1つのパーツを丹念に細部まで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施。

クリーンな状態から組み込みに備えます。

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同様に分解したクランクプーリー現状の画像。

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通常見えないパーツは汚れが蓄積しています。

メンテナンス&クリーニングアップを行ないます。

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クランクプーリー メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

 

回転部分・接合部分・軸受けetc.部分のメンテナンスを実施。

単体で細部まで完璧なメンテナンス・クリーニングアップをおこないます。

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リブベルト装着部分メンテナンス後の状態。

スッキリ クリーンな状態。

装着するリブベルトにダメージを与えません。

 

メンテナンス&クリーニングアップは全ての分解パーツに実施します。

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タイミングベルトテンショナーのメンテナンスを行っていきます。

フェラーリ 512Mのタイミングベルトテンショナーはメカニカルタイプ。

 

テンショナーは、タイミングベルトに適切な張力を与え、スムーズで静粛な駆動による伝動能力を最大限に発揮させる重要な部位。

基本張力が発揮できる様に現品をメンテナンスしていきます。

 

テンショナーのメンテナンスで、下記の効果を発揮させます。

タイミングベルトの緩みによるバルブタイミングのズレを防ぎます。

3年(3年で0kmの走行でも交換)もしくは2万キロどちらか先に達する間に、劣化で伸びたタイミングベルトから生ずる揺動、振動を静粛にします。

 

一般的にはそのまま再使用されるのが通常です。

私たちの作業工程は、テンショナーに独自のメンテナンスを施しタイミングベルトとの駆動性を高めます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のタイミングベルトテンショナーの画像です。

メンテナンスで、リアルでダイレクトな作動を回復したテンショナー。

 

私たちが行う整備は、独自のクオリティーでメンテナンスを施し運動性能と機能性、また美しさを回復させます。

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フェラーリ 512Mのエンジンに装着されていたタイミングベルトテンショナーベアリング。

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装着されていたベアリングのアウターケースに発生している錆。

また、ベアリングシールも劣化し、内部のグリス漏れが発生しています。

 

このような状態では、タイミングベルトの寿命を縮めてしまいます。

ロックしてしまうと、タイミングベルトに急激に負担が掛かり、最悪、バルブクラッシュを引き起こしてしまいます。

 

近年、安いOEMが色々と出ていますが、粗悪なものも多数有ります。

逆に良いものも有りますが、粗悪なパーツと良質なパーツの見極めが非常に重要ですね。

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今回装着するナカムラエンジニアリング オリジナル テンショナーベアリングset。

 

オリジナルで製作しているタイミングベルトテンショナーベアリングは、アウターケースは無垢材より削り出し製作。

錆の発生を完全にシャットアウトする亜鉛メッキ処理を施工。

ベアリング本体には、国産最高級ベアリング NTN製のベアリングを使用。

国産最高級ベアリングを使用する事により、回転負荷の著しい軽減が可能。

タイミングベルトへの負担を最小限に抑えます。

オリジナルのタイミングベルトテンショナーベアリングを使用する事により、エンジン回転も非常にスムーズになり、タイミングベルトへの負担も著しく軽減。

 

全ての問題を完全にクリアした、オリジナルのタイミングベルト テンショナーベアリングです。

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ナカムラエンジニアリング タイミングベルトテンショナーベアリングset.をメンテナンス済みのテンショナーへ組込み。

テンショナーのメンテナンスと、アップデートパーツを使用し諸問題を完全にリセットします。

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画像右がタイミングベルトのニューパーツ。

画像左が使用許容範囲を超過したタイミングベルト。

 

タイミングベルトの指定交換時期は、モデルに関わらず手厚く保管されている車輌でも3年 (3年で0kmの走行でも交換)

また3年経過しなくても、前回の交換から2万キロ走行した場合。

どちらか先に達した時点で交換が必須です。

 

ただし、今回のような油脂の漏れ等が発生している場合、早急な整備とタイミングベルトの交換が必須です。

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画像左が劣化が促進し非常に危険な状態のタイミングベルト。

画像右がニューパーツ。

 

画像左の使用許容範囲を超過したタイミングベルトは劣化が促進し非常に危険な状態。

 

よくタイミングベルトが切れたという言葉を聞きますが、コグドベルト自体が切損する場合はほとんど無く、ラバー製の歯がポロリと欠損してしまう事を、タイミングベルトが切れたと表現されています。

 

使用許容範囲超過、水濡れ、オイル漏れ、外界に露出している部分が多い等、さまざまな要因で劣化が促進し、ラバー製の歯が欠損しバルブクラッシュを引き起こしパワーユニットに多大なダメージを与えてしまいます。

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タイミングベルトニューパーツの画像。

私たちは、純正の新品であっても長期に在庫されていたタイミングベルトは使用しません。

また、低価格のOEMパーツも使用しません。

 

私たちは、パーツ管理が行き届いた純正のタイミングベルトのみ使用します。

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独自の工法と最新の機材で徹底したメンテナンス&クリーニングアップを施したパーツを組込み。

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私たちのリペア工程は、分解した再使用パーツを1つ1つ独自のクオリティーで仕上げ、動力性能と機能美を回復させるメンテナンスを行います。

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全ての下準備が整ったエンジンにタイミングベルトを組み込み。

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私たちの行う作業工程は、どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスを行います。

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バルブタイミングのセットアップ。

独自のノウハウを盛り込み、バルブタイミングを適正化します。

 

バルブタイミングを適正化すると、エンジンの特性を変えることが出来ます。

同一カム角であれば、バルタイを変化させても、バルブを開く時間は同じです。

その時間を、どのタイミングで作動させるかを適正化する訳です。

 

バルブタイミングの適正化でのメリットは、アイドリング領域と軽負荷領域でオーバーラップ量を小さくし、インテーク側の燃焼ガス吹き返しを減少させます。

これにより、アイドル域での回転数を安定させ、燃料消費率を向上させる。また、軽負荷領域ではエンジンの安定性を確保する。

中負荷領域では、オーバーラップ量を大きくし、燃焼温度を下げ、排出ガス中のNOxを低減させる。また、未燃焼ガスを再燃焼させ、HCも低減させる。

高負荷低中速回転領域では、吸気バルブの閉じるタイミングを早くし、低中速トルクを向上させる。

高負荷高速回転領域では、吸気バルブの閉じるタイミングを遅くし、最高出力を向上させる。

低温時は、オーバーラップ量を最小とし、吸気側への燃焼ガス吹き返しを防ぎます。これにより、燃料消費率を向上させながら、ファースト・アイドル回転数を安定させる。

エンジン始動時、およびエンジン停止時オーバーラップ量を最小とし、吸気側への燃焼ガス吹き返しを防ぎます。これにより、始動性を向上させます。

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可変バルブ・タイミング機構は大変複雑な作動をします。

その適正化については、膨大なデータの中から各気筒毎に計算式を行いバルブタイミングを適正化しF512M本来のポテンシャル余す事無く引き出します。

 

安易なノウハウでのセットは、メリットよりデメリットばかりが大きくなり、エンジンにダメージを与えてしまったり、即エンジンブローへと直結します。

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整備に伴い分解したパーツ。

通常問題が無い分解パーツは、このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、分解したパーツを1点1点クリーニングアップ・メンテナンスを行い組み込みます。

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メンテナンス・クリーニングアップ後の画像。

クリーンな状態から各部をチェック&メンテナンス。

 

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自に設定している1/100ミリの厳密な数値に修正。

単体で細部まで完璧なメンテナンス・クリーニングアップをおこないます。

 

メンテナンス・クリーニングアップは全ての分解パーツに実施します。

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整備に伴い分解したタイミングベルトカバー。

単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。

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使用許容範囲を超過したタイミングベルトのラバー粉が、駆動と同じ形状で随所に付着しています。

ニューパーツに付着しない様、クリーニングアップを行います。

同時に、クリーンな状態からクラックチェック&メンテナンスも行っていきます。

 

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

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結晶塗装の隅々まで徹底してクリーンに仕上げます。

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細部まで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施。

クリーンな状態から組み込みに備えます。

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バルブカバーも更に単品からメンテナンス&クリーニングアップしていきます。

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クリーニングアップを行い、分解時のチェック項目の1つでもあるパーツ精度を、個々に測定します。

1つ1つのパーツを、私たち独自の厳密な精度に加工修正していきます。

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バルブカバー メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

結晶塗装の隅々まで更にクリーンに仕上げます。

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項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自に設定している厳密な数値に修正。

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1つ1つの下準備を整えます。

私たちの行う整備工程は、どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスを行います。

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クラッチハウジングのメンテナンスを行っていきます。

 

整備に伴い分解したクラッチハウジング。

通常問題が無いのでこのまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、分解したパーツを1点1点メンテナンス&クリーニングアップを行い組み込みます。

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チョットひと手間掛け、クラッチハウジングのメンテナンス&クリーニングアップを行っていきます。

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メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

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メンテナンスでクラッチ機構の作動をリアルでスムーズな作動に回復。

クリーニングアップで徹底した美しさを追求します。

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クリーンな状態からドリブンギヤーのメンテナンスを行っていきます。

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メンテナンス完了の画像。

Ferrari専用SST(専用工具)を使用し内部の緻密なセットアップを実施。

 

1つ1つ細かな箇所を見直し機能性と機能美を回復させるメンテナンスを行います。

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更に構成パーツのクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

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クリーニングアップ&メンテナンス後の画像です。

組込みに備えます。

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メンテナンス済みのクラッチハウジングをエンジンに組込み。

美しい機能美を放ちます。

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問題の無いクラッチハウジングにチョットひと手間…を惜しまず手を加えます。

この一連のひと手間が、ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでもあります。

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整備に伴い分解したパーツ。

通常問題が無い分解パーツは、このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、分解したパーツを1点1点クリーニングアップ・メンテナンスを行い組み込みます。

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メンテナンス・クリーニングアップ後の画像。

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クリーンな状態から各部をチェック&メンテナンス。

 

メンテナンスでパーツのロングライフ化また、パワーユニットへの供給電圧を復帰させます。

クリーニングアップで徹底した美しさを追求します。

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交換ホース 一部分の画像。

内部劣化が発生しているウォーターホース。

 

ホースの素材にもよりますが、ホースの劣化は下記が代表的な要因になります。

外部因子作用による劣化

熱による劣化(熱酸化劣化)

光による劣化(光酸化劣化)

オゾンによる劣化

残留塩素による劣化

金属イオンによる劣化

溶剤膨潤による劣化

 

大きく分別しましたが、個々の劣化にはさまざまな要因があります。

このような知識も、トラブルシューティングを的確に行うには、非常に重要なことですね。

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純正パーツは、分解したホースと同じ当時の素材や工法のパーツです。

オリジナルにこだわらない場合、私たちが厳選した素材やクオリティーが格段に高いパーツへと換装します。

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ホース1本でも組上げる上での最終的な合わせこみが重要です。

クランプ角度や、左右の均一性にこだわり組込み。

 

普段は見えないところまで徹底して美しい組込みを追求します。

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ハーネスカプラーのオーバーホール。

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ハーネスカプラー オーバーホール後の画像です。

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私たちが行うオーバーホールは、ビニールテープや、汎用のカプラ等を使用せず、全てオリジナルパーツを使用しオーバーホールします。

 

このような整備で車両の価値を損ねる事無く1つ1つのカプラーを緻密にオーバーホールします。

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エキゾーストマニホールド現状の画像。

 

安易な巻き方でエキゾーストマニホールドにバンテージが巻かれていたのでしょう。

遮熱を行うバンテージが解れてしまっている状態です。

 

この状態では他のパーツに熱害を与えてしまいます。

バンテージの交換を行っていきます。

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エキゾーストマニホールドに、私たちが厳選した素材のバンテージを独自のクオリティーで装着。

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バンテージの巻き1つにもこだわります。

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機能性と機能美を両立させるメンテナンスを行います。

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全ての下準備が整ったエンジンに、独自のクオリティーで仕上げた個々のパーツを組み込み。

1台1台手作業で、どれだけ効率的に動力性能を発揮できるかにこだわり組上げます。

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私たちが行うリペア&メンテナンスは、クルマではなく芸術作品を生み出すという意識で、丹念に仕上げます。

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タイミングベルト交換、またミッション修理に伴い脱着したエンジン。

エンジン搭載前に、エンジン脱着時のみ可能な車両側エンジンルームを細部までクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

現状の画像です。

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通常目にしない箇所は汚れが蓄積しています。

汚れているエンジンルームを細部までメンテナンス&クリーニングアップしていきます。

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付属パーツに至っても、全てメンテナンス&クリーニングアップを行います。

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フレームにもタップリ汚れが蓄積した状態。

 

エンジン脱着時のみ可能な車両側エンジンルームのメンテナンス&クリーニングアップ。

細部に至るまで、徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施します。

 

独自のクリーニングアップ方法で、付着した汚れを細部まで一掃しクリーンな状態を取り戻します。

またメンテナンスも実施していきます。

変化振りを……

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エンジンルーム メンテナンス&クリーニングアップ後の画像です。

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エンジン脱着時のみ可能なクリーニングアップ。

蓄積していた汚れを細部まで、こだわったクリーニングアップを実施。

 

スッキリ クリーンな状態に回復させます。

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付属パーツのメンテナンスも完了。

フレームやボルト、ナット1つまで丁寧にクリーニングアップ。

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私たちは、細部まで独自のクオリティーで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを行います。

どの部位においても効率化を求めず、こだわったメンテナンスをご提供します。

 

クリーンなエンジンルームにメンテナンス済みのエンジンを搭載していきます。

スッキリ気持ち良いものですね。

 

これら一連の作業過程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つです。

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全てが整ったクリーンな車両にメンテナンス済みのエンジンを搭載。

 

搭載にあたり、生産時の装着誤差。

また、永年の使用で発生している微妙なズレ。

全ての見直しを図り基本搭載位置へと修正しエンジンを搭載。

 

この様な1つ1つの細かなメンテナンスの積み重ねで車両の基本ベースを底上げします。

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オーナーが大切にされている車両。

車両への乗り降りからメンテナンスに至るまで細心の注意を払い独自のサービスをご提供させて頂いています。

 

トルクレンチを握っているエンジニアの手。

手がこんなに綺麗なのは、汚れたらすぐ洗う、という当たり前の習慣を日々欠かすことなく行っているからです。

爪の間に油が染みこんでいたり、作業服の袖口が汚れたままだったとすればオーナーは不安もいだかれる事でしょう。

 

私たちのサービスはそこから始まります。

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トルクレンチで最終ロック。

トルクレンチを使用する事により、規定トルクによる締め付け管理が確実に行えます。

 

通常のレンチでは、締め付け不足による緩みや、締め過ぎによる破損、あるいは締め付けの個人差によるばらつきが発生します。

私たちは規定トルクでシッカリとしたトルク管理を行う為、全てトルクレンチを使用し各部を組み込みます。

 

全てを規定トルクにそろえる。

とても重要なことなんです。

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オイル潤滑系統の整備&メンテナンス工程。

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エンジン側のメンテナンスを行っていきます。

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メンテナンス後の画像。

 

項目毎に回転部分、接合部分、軸受けetc.の加工修正を行い、精度を確実に取り戻すメンテナンスを実施。

独自に設定している1/100ミリの厳密な数値に修正。

 

1つ1つのパーツ精度を追求し、高次元な構造体に仕上げます。

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整備に伴い分解したオイルパンの現状。

 

整備に伴い分解した再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行います。

問題の無い分解パーツはそのまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、問題の無い再使用パーツを1つ1つ独自のクオリティーで仕上げて組み込みます。

現状の画像です。

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クリーニングアップ後の画像。

クリーンな状態から更に分解時のチェック項目の1つでもあるパーツ精度を1つ1つ個々に測定。

 

私たち独自の厳密な精度に確実に加工修正していきます。

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各部を独自に設定している厳密な数値に修正。

シール剤を塗らなくてもよい精度に仕上げます。

 

また1つ1つのパーツを更にクリーニングアップ。

徹底した美しさにもこだわります。

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メンテナンスで精度を回復したパーツを独自のクオリティーで組込み。

厳密なメンテナンスを行い組み込む事で、ラバーパーツの対応年数までオイル漏れ等発生することはありません。

整備に伴う1つ1つ細かな箇所を見直し、機能性と機能美を回復させるメンテナンスを行います。

 

これら一連の作業工程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つです。

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クラックの入ったオイルパイプ。

この状態のままでは亀裂部分が一気に裂け、オイルが噴出し焼きつきを引き起こします。

 

ニューパーツへと交換します。

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パーツを組上げる上での細かな微調整。

最終的な合わせこみが重要です。

 

普段は見えないところまで徹底して美しい組込みを追求します。

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整備に伴い分解した再使用パーツのメンテナンス&クリーニングアップを行います。

問題の無い分解パーツはそのまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、問題の無い再使用パーツを1つ1つ独自のクオリティーで仕上げて組み込みます。

現状の画像です。

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メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後の画像。

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1つ1つのパーツを丹念に細部まで徹底したメンテナンス&クリーニングアップを実施。

クリーンな状態から組み込みに備えます。

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同様に整備に伴い分解したパーツ現状の画像。

こちらも、このまま組み込まれるのが一般的です。

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クリーニングアップ・メンテナンスを行います。

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メンテナンス・クリーニングアップ後の画像。

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クリーンな状態から各部をチェック&メンテナンス。

 

メンテナンスでパーツのロングライフ化また、エンジンへの供給電圧を回復させます。

メンテナンスで機能性を、クリーニングアップで美しさを回復させます。

 

これら一連の作業過程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つです。

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ナカムラエンジニアリング オリジナル 512TR 前期 後期 用アルミ製スペシャルサブタンクの画像。

今回ナカムラエンジニアリング オリジナルのスペシャルサブタンクに換装します。

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ナカムラエンジニアリング オリジナル 512TR 前期 後期 用 アルミ製スペシャルサブタンク。

 

全て強化アルミにて、純正品の弱点を全てクリアーする様に設計・製作。

フェラーリの純正サブタンクの致命傷と言えるラジエターキャップを装着する口金の変形&ラジエターキャップからのエンジン冷却水漏れ。

ナカムラエンジニアリング オリジナル アルミ製スペシャルサブタンクでは、肉厚の非常に厚い強化アルミを使用し製作。

純正サブタンクの致命傷と言えるラジエターキャップ 口金の変形を完璧に改善。

ラジエターキャップなどは、国産最高級のパーツを使用。

ラジエターキャップ交換の、ロングライフ化を実現。

各配管接続部分は、ホース抜け防止 加工を全て装備。

各溶接部分も、熟練メカニックによる完璧な仕上げ。

 

ナカムラエンジニアリングのノウハウを、惜しみなく注ぎ込んだ性能。

またエンジンルームのインパクトがクールになるナカムラエンジニアリング オリジナル 512TR 前期 後期 用 アルミ製スペシャルサブタンクです。

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1つ1つ丹念に仕上げたパーツを組み込み。

センター部分にはナカムラエンジニアリング オリジナルサブタンクが鎮座。

 

私たちが行う整備は、パーツを組上げる上での細かな微調整や最終的な合わせこみを行い組上げます。

この緻密な組込みが、最終の仕上がりを大きく左右します。

 

動力性能と美しさを追求した整備&メンテナンスを行います。

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ブレーキオイルの交換。

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使用限度を超過し劣化したブレーキオイルの画像です。

タンク底には沈殿物も溜まった状態。

この状態ではブレーキシステム構成パーツに悪影響を与えるばかりか、作動不良またオイル漏れを引き起こしてしまいます。

 

ブレーキオイル交換前にリザーバタンク内部また、アウターケースのクリーニングアップを行います。

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リザーバタンク内部また、アウターケースをスッキリ クリーニングアップ。

クリーンな状態からブレーキオイルを交換していきます。

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ブレーキオイルを専用機器で交換。

ブレーキオイルは、私たちが厳選したフェラーリ 512Mのブレーキシステムに推奨するオイルを使用します。

 

ブレーキオイル。

ブレーキオイルの交換時期は、オイルの色などでも簡単な判断はできますが、交換基準はあくまで使用期間、水分吸収量、劣化で判断します。

サーキット走行後は、ブレーキに与える熱量が非常に大きい為、熱によるブレーキオイルの膨張などが繰り返され劣化が急激に進みます。

ブレーキオイルは吸湿性が高く、大気中の水分を吸収する為、期間の経過と共にブレーキオイル内の水分量が多くなり、沸点が下がってしまいます。

そのまま使用し続けると、ハードブレーキを繰り返したときにブレーキオイルが沸騰し気泡が発生し、踏力によって発生した圧力は、気泡を圧縮するだけで制動力を発生させることができず、ブレーキが効かなくなります。

これをペーパーロック現象と言い、大変危険な現象の一つです。

ハードブレーキはしないから…と思うオーナーも多いでしょうが、発生する不具合はこれだけでは無く色々な不具合を発生させます。

ブレーキオイルの水分吸収量が多くなると、キャリパーピストンに錆が発生し、ピストン固着やブレーキの引きずり、片効き等々を引き起こします。

 

通常のストリートでの使用、また、乗らなくても1年毎の交換が必須。

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ブレーキオイル交換と同時に周辺部分もスッキリ クリーニングアップ。

私たちが行うごく通常のオイル交換工程です。

 

機能性と美しさを両立させるメンテナンスをご提供します。

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エンジンスタート前の最終チェックも完了。

軽いクランキング音と共にスムーズなアイドリング。

 

各部のチェックを行っていきます。

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水温 油温 油圧 電圧 電流等々インスルメントパネルのメーター上でチェック。

メーター上の確認だけでなく、指針と実際のユニットとの誤差が無いかを、フェラーリ純正テスター SD2を車両コントロールユニットに接続し同時にチェックします。

 

各回転域でのユニットやセンサーまた、電子制御インジェクションシステムの基本作動。

また、パラメーターのチェックも全て行います。

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整備以前の画像です。

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サスペンションシステム ステアリングシステム等のメンテナンス&クリーニングアップを行います。

同時に締め付けトルクのチェックを行います。

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また同時に、分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々までクリーニングアップします。

 

中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくても、ダストや砂などが付着してしまう部分でもあります。

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同じく整備前リヤセクションの画像です。

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メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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クリーニングアップ後の画像です。

クリーンな状態から各部のトルクチェックを実施。

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ダストや砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がよりリアルになると共に、クリーンな状態を取り戻しました。

きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップを随所に施します。

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同じくリヤサスペンションシステム。

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今回、サスペンションシステム系統の整備は行っていません。

使用許容範囲を超過したサスペンションブッシュでは、セットアップを行っても車両に反映されないばかりか、逆に悪影響を及ぼすからです。

今回はクリーニングアップ&トルクチェックのみの実施。

 

構造体として、車両の基本骨格を守る大切な役目と、車両本来の安定した走行フィールをドライバーに約束してくれる非常に大切な構造体の1つサスペンションブッシュ。

 

次回整備の最重点ポイントです。

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整備に伴い取外したホイールのクリーニングアップ&メンテナンスを行います。

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ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

4輪全てクリーニングアップ&メンテナンスを行っていきます。

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ホイール クリーニングアップ&メンテナンス終了後の画像です。

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プロのレースチームもホイールの磨きは重要な仕事。

タイヤの状態やホイールの変形、キズやキレツ、そしてホイールナットの座面などもチェック。

 

ワークスチームでも、メカニックの重要な仕事のひとつ。

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私たちの整備工程は、分解した再使用パーツを独自のクオリティーで仕上げます。

機能性、また美しさを徹底して追求するメンテナンスを行います。

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整備に伴い分解したアンダーカウルパーツ。

通常このまま組み込まれるのが一般的です。

 

私たちが行う整備は、分解したパーツを1点1点メンテナンスを行い組み込みます。

メンテナンス&クリーニングアップ開始です。

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メンテナンス&クリーニングアップ後のカウルの画像です。

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通常見えない分解パーツも、細部までこだわったクリーニングアップを実施。

クリーンな状態で組み込みに備えます。

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フェラーリ 512M のシャシー クリーニングアップ後の画像です。

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クリーンな状態から、各部のセットアップも行いパフォーマンスのバージョンアップを図ります。

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運動性能と機能美を追求するメンテナンスを行います。

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クリーニングアップ済みのカウルを、セットアップ済みのクリーンなシャシーに組み込み。

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基本装着位置の見直しも図り、1つ1つ丁寧に組み込みます。

全てのチリ合わせや、左右の均一性、ボルトロック状態の位置にもこだわり組み込み。

 

私たちは妥協しない徹底した整備また、メンテナンスを行います。

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各部のクリーニングアップやメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス過程の一貫だからです。

 

これら一連の作業過程は、ナカムラエンジニアリング クオリティーの特徴の1つでもあります。

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全ての整備&メンテナンス完了のフェラーリ 512M。

最終チェック&セットアップを行っていきます。

 

Ferrari 純正テスターSD2で、パワーユニットの整備&メンテナンスに伴うECUのセットアップ。

まず、以前の車両セットをセットダウン。

続いて整備&メンテナンス後の車両に合わせセットアップします。

 

この工程が仕上がりを大きく左右します。

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最終セットアップ。

 

Ferrari 純正車両診断テスター SD2で、Tipo F131Gの基本原理や構造を熟知したエンジニアが独自のセットアップを実施。

独自の味付けを行い、フェラーリ 512Mのポテンシャルを余す事無く引き出します。

メカニカル面も、的確な最終チェックまた、独自の味付けを行います。

 

最終の詰めです。

このプロセスが重要です。

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独自のセットアップも終了。

最終クリーニングアップ実施後のエンジン&エンジンルーム。

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分解時、各パーツ単品でクリーニングアップ&メンテナンスを行っているので、隅々までスッキリ クリーンな状態を回復。

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各部のクリーニングアップや、精度を取り戻すメンテナンス等、特別な費用は必要ありません。

私たちのごく通常のメンテナンス工程の一貫だからです。

 

ナカムラエンジニアリングクオリティーの特徴の1つでもあります。

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エクステリア、インテリアの最終仕上げも、メンテナンス同様こだわります。

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全てのリペア&メンテナンス 終了のフェラーリ 512M。

 

こちらのMaintenance Reportには作業内容の一部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全てのリペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影しています。

 

詳細な写真 851枚 (DVD-R 1枚に落としてあります)及び、今回のメンテナンス内容また、今後のメンテナンスメニューも分かり易く作成していますので、車両と一緒にお渡しします。

今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。

 

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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Ferrariや、Lamborghini は、どのモデルに関わらず工業製品であって美術品でもあります。

この様な車輌をメンテナンスさせて頂くにあたって、車輌に対してのオーナーの思いや、価値観を理解し、常に業務に携らせて頂いています。

車輌を常に向上させ完璧なコンディションに近づけ後世に残していく。

トラブルの解析なども常に的確なトラブルシューティングを行い、根本からトラブルをリペアし、構造を熟知した上でセットアップを行い、100%のポテンシャルを発揮できる車輌に仕上げていく。

独自のノウハウとテクニックまた、専用の最新設備で車輌のポテンシャルを余すことなく発揮させキャラクターを取り戻す。

また、何処を見ても綺麗。

隠れた所にも気遣いをする。

効率にとらわれず、1台1台の車輌を仕上げていく。

もし、僕自身の車輌なら、ここまで徹底的にして欲しい。

そういったメンテナンスを実施する車輌だと僕は思いますし、その思いを皆さんの車輌にも日々向上心を持って実践しています。

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