株式会社ナカムラエンジニアリング

ランボルギーニ ガヤルド マイスターチェック・eギヤクラッチ調整・ランボルギーニ純正テスタ 調整

※ メンテナンスリポートの更新は 2018/10/28 を以て終了いたしました。以下は過去の記事となりますのでご了承ください。

ランボルギニ ガヤルド

ウエッブサイトへの掲載を了承頂きましたので、随時画像の方をアップさせて頂きます。

今回、 Lamborghini ガヤルド メンテナンス御依頼有り難う御座います。

弊社4t積載車が、お引取りさせて頂きましたLamborghini ガヤルドを積んでファクトリーに戻って参りました。

只今よりご入庫時のエクステリア&インテリアの傷などのチェックに入らせて頂きます。

ご期待にお答えする各部のチェック及びメンテナンスを実施させて頂きますので宜しくお願い致します。

ランボルギーニ ガヤルド

Lamborghini ガヤルド チェック開始準備の為、リフトセクションへと移動させて頂きました。

ランボルギーニ ガヤルド

オーナーご依頼個所チェック&マイスターチェック開始です。

まず、第1段階。

Lamborghini 純正テスター LDASにて、ガヤルド車輌コントロールユニットと交信開始です。

ErrorコードのみのチェックではなくLamborghini 純正テスター LDASを100%駆使しマシン全体のエレクトロニクス関連の状態や、調整の状態を詳細に把握します。

各部の作動状況や出力波形に至るまで、コンピューター上で、できうる全てのエレクトロニクス関連のチェックを行い現状のマシンの状態を把握します。

ランボルギーニ ガヤルド

LDASを駆使し取得した各部のデーター。

現状のLamborghini ガヤルド マシン全体のエレクトロニクスパーツの作動状況。

また、メカニカルのセットアップ状況。

各部、関連個所のデーター取得。

最新のデーターとも比較し、チェック完了です。

LDASで取得したデーターは、あくまでもデーターとし受け止めます。

データー全てを鵜呑みにせず、各個所が的確な状態で作動しているかを各機器を使用し単体点検を実施。

更に奥深くまで、独自のチェックが担当エンジニアにより進められます。

ランボルギーニ ガヤルド

エレクトロニクス関連を、大きく分別すると下記の3項目が代表的な項目です。

1 入力: 電子的・機械的なセンサ(または変換器)で、温度、圧力、電磁場等の物理量をシステムの外部から取得して、電流信号や電圧信号に変換するあらゆるチェック。

2 信号処理回路: 組み合わされた電子素子により信号を操作し、解釈したり、変換したりする個所のチェック。

3 出力: アクチュエータや他の素子(変換器も含む)により、電流・電圧信号をマシン システムにとって有用な形態に再変換されているかなどのチェック。

この3項目からまだまだ、項目別に分類。

電脳化が進んだマシンをメンテナンスするファクトリースキルとして、上記の項目などなど……..を、完全に把握し、あやつり切る能力が無ければ、近年のマシンを的確にトラブルシューティングまた、セットアップする事は困難ですね。

あやつり切るには、非常に高度な知識がファクトリー側に必要です。

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近年のマシンは、電脳化が非常に進んでいます。

エレクトロニクス関連また、機械機構を確実に見極める事が重要です。

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続いて、年数的、走行距離的、指定交換パーツ。

Lamborghini ガヤルド 各モデルの傾向的不具合発生箇所。

マシンの使用状況や、保管状態により、個々のマシンの状態が全く違うので的確なチェックを進めます。

指定交換パーツの中には、色々な素材のパーツが有ります。

代表的な素材の指定交換パーツの1部。

1  ラバーパーツなどは、光やオゾンによる酸化で弾性が失われ、亀裂や溶解がある程度の年数で起こってしまいます。

2 金属製パーツでは、継続的に、また繰り返しマシンより受ける衝撃や、恒に動いている作動パーツに金属材料としての強度が低下し、疲労が発生してしまうパーツ。

3  金属だけではなく樹脂パーツやカーボンパーツでも劣化は発生します。 必ずしも指定交換に入っていないパーツでも使用用途や保管状態などでパーツの寿命が、長くもなりまた、短くもなります。

恒に定期的なマシンのチェックによりベストなマシンの維持が可能となります。

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マシン内部の隠れた部分また、アンダーカウル内部の細部までチェックをします。

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マシン毎の特性や、個々のパーツの構造及び、作動原理を知り尽くしたエンジニアにより的確なチェックが行われます。

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不良発生ポイント。

根本からトラブルシューティングを行い、トラブル発生個所をピンポイントで確実に特定します。

ランボルギーニ ガヤルド

全てのチェックが終了したLamborghini ガヤルド 。

担当エンジニアが、確実に現状のマシンの状態を把握し切らせて頂きました。

担当エンジニアと内容をまとめ、現状のマシンの状態を分かり易く明記し送付させて頂いた上、御連絡させて頂きます。

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今回のメンテナンス個所&今後のメンテナンス個所。

現状のマシンの状態を全て記載した報告書を送付させて頂き、その中で1セクション1セクション確実にメンテナンスする方法で決定しました今回のメンテナンスメニュー。

パーツ入荷次第、実作業に入らせて頂きますので宜しくお願い致します。

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Lamborghini ガヤルド 実作業準備の為、リフトセクションへと移動させて頂きました。

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実作業開始です。

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プロテクションカバーを装着。

リヤーセクションより実作業開始です。

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油脂類の交換です。

一言で油脂類と言っても、マシンには、色々な油脂類で潤滑や、油圧の発生による作動が常に行われています。

エンジンオイル&オイルフィルター ミッションオイル F1マチックオイル ブレーキオイル クラッチオイル パワーステアリングオイル エンジン冷却水などなど…

FerrariやLamborghiniなどのスーパースポーツマシンは高速走行などが多い為、エンジンオイルだけでは無く、他の部位のオイルも頻繁に酷使されるので的確な時期で定期交換が必要です。

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各油脂類は、色々と各社ラインナップが有りますが、メリットとデメリットが有り、マシンモデル毎また、使用する部位また、マシンの使用用途などを全て加味し、1番適切なオイルを、弊社では選択します。

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見逃されがちなミッションオイル。

ギヤーの焼き付きを避け、またシフトフィーリングまでよくなるミッションオイル。

シフト操作をするとミッション内部で大きなギヤーが噛み合ったり、外れたりしますよね。

ギヤーオイルには、潤滑 冷却 防錆 応力分散の4つの作用が求められます。

エンジンオイルでは、これに加えて密閉作用や洗浄作用が要求されますがギヤーオイルの場合この効果はほとんど必要が無いでしょう。

それよりも重視されるのが応力分散作用ですね。 この作用がしっかりと発揮できるミッションオイルを使用しないと、ギヤーの焼き付きなどのダメージに繋がったり、シフトフィールの悪化に直結します。

純正指定オイルを注入するのが無難ですが、指定オイルが個々のマシンに1番最適なオイルかどうかは、僕は疑問ですね。

では、どんなオイルを選べばいいのか??

それはナイショ!!

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ガヤルドは、エンジンをミッドシップマウント。

リヤー駆動だけでは満足なトラクションの確保が難しく、不安定なマシンになりかねないので、トラクションを確保する手段として、4WDシステムを搭載。

デフは、ビスカスカップリングタイプ。

デファレンシャル オイルも定期交換油脂類。

1番適切なオイルをチョイスし交換。

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エンジン冷却水。

ドレンだけではエンジン冷却水が全量抜けません。

確実に抜き取る為のポイントが他にも複数箇所存在します。

キッチリと古いエンジン冷却水を抜き取り、新しいエンジン冷却水に入れ替えます。

エンジン冷却水は、エンジンオイルと同様、重要な役割を果たす液体です。

主成分はエチレングリコールという化合物と水で構成されています。

高温なエンジンを恒に冷却する役割を果たしています。

また、ラジエーターやエンジンブロックで使用される構成パーツに錆が発生しない様にする役目や、消泡性能などなど…もかね合わせています。

エンジン稼動時には、常に高温にさらされる為、エンジン冷却水も劣化します。

エンジン冷却水には、さまざまな化合物が含まれています。

エンジンオイル同様に長期使用せず、1年に1回酷使されたエンジン冷却水を交換することにより、本来の性能を発揮させ、エンジンを守ります。

ランボルギーニ ガヤルト゜

パワーステアリングオイル。

 パワーステアリングは、エンジンの出力を利用してポンプを作動させることで高圧な油圧発生させ、その力でステアリング回転力を軽減する部位。

 ラック&ピニオン式とボールネジ式に大別されます。

また、スピードを感知することによりアシスト力を制御するパワーステアリングも有ります。

Lamborghini ガヤルドは、油圧式。

油圧式を採用する利点に、自然なステアリングフィーリングが得られると共に、ドライビングプレジャーを追求出来ます。

パワーステアリングオイルの劣化が進んだ場合には、パワーロスによる操作性悪化やポンプからのオイル漏れが発生するなど、2次的不具合を誘発させます。 的確な交換距離及び年数での交換が必要です。

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eギヤーオイルの交換。

Lamborghini のeギヤーオイルの交換は、Lamborghini 純正テスター LDASをマシンに接続し交換します。

FerrariのF1 マチック 同様に、オイル交換には純正テスターが無ければ交換不可能。

eギヤーオイルもマシンにベストなオイルで…

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オーナーご依頼ポイント。

ピンポイントで不具合を特定し、根本からリペアします。

ランボルギーニ ガヤルド

ただ単にリペアするのでは無く、周辺部位などを綺麗にクリーニングアップ。

同時に、関連各部位をチェック。

クリーンな状態から組み、最終チェックへと.......

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こちらもオーナーご依頼ポイント。

エレクトロニクス関連を根本からトラブルシューティングを行い、ピンポイントでリペア。

ランボルギーニ ガヤルド

欠損していた、リヤバンバー取り付けナット。

ボルト1本の欠損まで、見逃しません。

現品で製作します。

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装着完了。

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オーナーは、まず目にする事が無い部分。

マシンアンダーカウルや、エンジンルームカバーリング内側現状の状態。

メンテナンス分解に伴い、組み込み前に完璧なクリーニングアップを行います。

メンテナンスもクリーニングアップも、隠れた箇所ほど重要ですね。

ランボルギーニ ガヤルド

細部までクリーニングアップを行なったパーツ画像です。

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アーム1本までクリーンに......

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各部メンテナンスと同時に施工する、クリーニングアップ。

各部の仕上げは、レザーの素材、ペイントの素材、各部の構成パーツなどなど….. 素材を熟知したエンジニアにより、部位部位に1番適した、本来の素材を蘇らす意味での仕上げが行われます。

ケミカル用品で一時的に艶を出す様な安易仕上げは、一切行われません。

各部のクリーニングアップは全て作業の一貫と考え行います。

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300k近くで走るロードゴーイングマシン。

定期的な、足回り&マシン全体のトルク管理が必要です。

各部の調整と同時に、締め付けトルクのチェックまた各部の動きが機敏になるメンテナンスも開始です。

また、同時に分解時にしか出来ないフェンダー内部の隅々まで、クリーンニグアップも行ないます。

中々オーナーが目にする事の無い部分。

また、雨天使用しなくてもダストや、砂などが付着してしまう部分。

現状のフロントフェンダー内部の画像です。

ランボルギーニ ガヤルド

同じくリヤーフェンダー内部です。

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上記、足回りのメンテナンスまた、クリーニングアップ後のフロントサスペンションシステム。

ダストや、砂などをクリーニングアップする事により、本来の機能がより機敏になると共にクリーンな状態を取り戻しました。

きめ細やかなメンテナンス&クリーニングアップが、担当エンジニアにより随所に施されます。

ランボルギーニ ガヤルド

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同じく、メンテナンス後のリヤーサスペンションシステム メンテナンスも終了。

クリーニングアップも隅々まで丁寧に仕上げました。

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続いて、ホイールの現状の画像です。

ブレーキダストなどの汚れが付着してしまっているホイール。

4輪全てクリーニングアップ開始です。

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ホイール クリーニングアップ終了後の画像です。

4輪全てホイール内側&表側共に、本来の発色を取り戻しました。

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続いて、タイヤエアーを窒素ガスへ変更します。

弊社では、タイヤエアーの変わりに、窒素ガスを充填する事を、ご提案させて頂いています。

窒素ガスは、ジェット機や、F1また、レーシングカーのタイヤに純粋な窒素ガスを充填したタイヤが使われています。

窒素ガスをロードカーに入れた場合、色々な有効な効果が発生します。

多々有る有効な効果の中でも下記の事を重んじ窒素ガスをお奨めしています。

通常のエアーでは、高速走行時にタイヤの温度が上昇するにつれ、タイヤエアーの圧力も上昇し操舵性に不安定感が生じます。

通常行われる従来の空気充填では、タイヤに2気圧の空気を入れると約20ccの水分が混じります。

そのうち10ccが水の状態・10ccが気化した状態で注入されます。

10ccの水が温度変化により気化すると1250倍の水蒸気容積になり、2気圧のタイヤの場合2.3〜2.4気圧までになってしまいます。

通常のエアー充填を繰り返せば、その傾向は更にひどくなります。

窒素ガスへと交換する事により、タイヤ温度が上昇しても、タイヤ内圧の上昇が非常に少ない効果をもたらします。

結果、高速コーナーで安定した操舵性を得る事が可能となります。

また、タイヤとホイール間にエアーが充填されていると、10ccの水分が混入する為、ホイール内部にサビの発生原因となります。

このサビの発生を防ぐ為にも使用致します。

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フロアーパネル内部のフレームもクリーニングアップ。

クリーンな状態から細部のチェックまた、微調整も終了。

クリーニングアップ後のマシンは何処を見ても非常に綺麗になりオーナーの元へと戻ります。

綺麗になるだけでは無く、作動部分の砂や汚れを除去後、微調整やメンテナンスを行なう事でパーツの保護また、マシンにスムーズな動きをもたらします。

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マシン フロアー部分も完璧にチェック&メンテナンス。

クリーニングアップしたカウル類の組み込みも終了。

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メンテナンス後の最終のセットアップ。

入力されていたERRORコードなども、全てリセット。

電子制御部位は、Lamborghini 純正テスター LDASで最終チェックまた、セットアップを実施します。

メカニカル面も、担当エンジニアにより的確な最終チェックまた、セットアップが行われます。

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メカニカルまた、エレクトロニクス マシン全体の最終セットアップも終了。

固定観念や、効率化にとらわれる事無く、独自のメンテナンス&セットアップまた、クリーニングアップを行ないます。

1台1台に最良のメンテナンスを施しオーナーの元へと戻します。

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各部メンテナンスと同時にクリーニングアップされた、エンジン&エンジンルーム。

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エクステリア&インテリアも最終仕上げ終了です。

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全てのメンテナンス終了のLamborghini ガヤルド。

こちらのMaintenance Reportには作業内容の1部のみを抜粋し掲載させて頂いています。

実施した全ての、リペア&メンテナンス中の分解写真、また新旧のパーツ画像。

全て担当エンジニアが撮影致しております。

詳細な写真(CD-Rに落として有ります)及び、今回のメンテナンス内容、また今後のメンテナンスメニュー書類も分かり易く作成していますのでマシンと一緒にお持ち致します。

今回メンテナンス御依頼有り難う御座います。

今後とも末永い御付き合いの程、宜しくお願い致します。

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